【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年7月〜9月期の東葉高速鉄道 (西船橋駅～東葉勝田台駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +27.5％( +6.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 90 件(１年前(2020年)に比べて +143.2％( +53件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.7年(昨年 30.1年から -11.3 ％減)。平均専有面積は 70.9 ㎡ (昨年 65.4 ㎡から +8.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。東海神駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは村上駅で昨年に比べ +123.9 ％、単価は 19.6 万円/㎡となった。
上位 2 駅(村上駅、八千代緑が丘駅)は +112.9 ％(単価 +13.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(船橋日大前駅、西船橋駅)は -7.6 ％(単価 -2.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 30.1 年 → 2021年 26.7 年、-11.3 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 11.8 分 → 2021年 9.4 分、-20.3 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 13.5 ％ → 2021年 24.4 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.4 ％ → 2021年 13.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 ％ → 2021年 34.5 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東海神駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は49.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +38.8％( +13.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった村上駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +123.9％( +10.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2020年)に比べて +114.3％( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 東葉高速鉄道 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西船橋駅 | 38.7万/㎡ (29.7年/69.8㎡) | 40.9万/㎡ (28.0年/54.0㎡) | 39.0万/㎡ (27.8年/67.0㎡) |
| 東海神駅 | 49.5万/㎡ (29.9年/73.3㎡) | 35.6万/㎡ (27.5年/70.0㎡) | 45.7万/㎡ (18.5年/70.0㎡) |
| 飯山満駅 | - | 14.2万/㎡ (43.5年/45.0㎡) | 11.6万/㎡ (42.5年/45.0㎡) |
| 北習志野駅 | 26.0万/㎡ (48.5年/67.8㎡) | 24.6万/㎡ (34.8年/71.0㎡) | 32.0万/㎡ (11.0年/73.3㎡) |
| 船橋日大前駅 | 32.8万/㎡ (16.0年/73.1㎡) | 36.3万/㎡ (16.8年/73.3㎡) | 31.9万/㎡ (5.5年/77.5㎡) |
| 八千代緑が丘駅 | 33.3万/㎡ (20.1年/73.5㎡) | 16.5万/㎡ (26.9年/66.7㎡) | 22.4万/㎡ (47.5年/74.3㎡) |
| 八千代中央駅 | 27.0万/㎡ (22.5年/77.5㎡) | 27.1万/㎡ (19.8年/81.2㎡) | 24.7万/㎡ (23.5年/67.5㎡) |
| 村上駅 | 19.6万/㎡ (30.1年/65.0㎡) | 8.7万/㎡ (43.7年/57.1㎡) | 8.2万/㎡ (43.5年/50.0㎡) |
| 東葉勝田台駅 | 17.5万/㎡ (22.5年/80.0㎡) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
村上駅 19.6 万/㎡(昨年同期比 +123.9 ％)
村上駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +123.9％( +10.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2020年)に比べて +114.3％( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.1年(昨年 43.7年から -31.2 ％減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 57.1 ㎡から +13.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 43.7 年 → 2021年 30.1 年、-31.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 16.9 分 → 2021年 13.0 分、-22.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 83.3 ％ → 2021年 53.3 ％)
八千代緑が丘駅 33.3 万/㎡(昨年同期比 +102.0 ％)
八千代緑が丘駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +102.0％( +16.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 26 件(１年前(2020年)に比べて +333.3％( +20件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.1年(昨年 26.9年から -25.1 ％減)。平均専有面積は 73.5 ㎡ (昨年 66.7 ㎡から +10.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 26.9 年 → 2021年 20.1 年、-25.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 18.2 分 → 2021年 8.2 分、-54.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 ％ → 2021年 30.8 ％)
船橋日大前駅 32.8 万/㎡(昨年同期比 -9.7 ％)
船橋日大前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -9.7％( -3.5万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて +33.3％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.0年(昨年 16.8年から -4.5 ％減)。平均専有面積は 73.1 ㎡ (昨年 73.3 ㎡から -0.3 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 ％ → 2021年 12.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.5 分 → 2021年 8.1 分、+25.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 25.0 ％)
西船橋駅 38.7 万/㎡(昨年同期比 -5.5 ％)
西船橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -5.5％( -2.2万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 22 件(１年前(2020年)に比べて +340.0％( +17件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.7年(昨年 28.0年から +5.8 ％増)。平均専有面積は 69.8 ㎡ (昨年 54.0 ㎡から +29.2 ％増)。
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 54.5 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示