【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2020年7月〜9月期の東葉高速鉄道 (西船橋駅～東葉勝田台駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -16.7％( -5.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 37 件(１年前(2019年)に比べて +32.1％( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.1年(昨年 28.8年から +4.6 ％増)。平均専有面積は 65.4 ㎡ (昨年 68.4 ㎡から -4.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。飯山満駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは飯山満駅で昨年に比べ +23.1 ％、単価は 14.2 万円/㎡となった。
上位 2 駅(飯山満駅、船橋日大前駅)は +18.4 ％(単価 +3.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(八千代緑が丘駅、北習志野駅)は -24.9 ％(単価 -6.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 35.3 ％ → 2020年 12.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 35.3 ％ → 2020年 43.8 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 17.9 ％ → 2020年 13.5 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西船橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +4.8％( +1.9万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった村上駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +6.6％( +0.5万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2019年)に比べて +250.0％( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 東葉高速鉄道 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西船橋駅 | 40.9万/㎡ (28.0年/54.0㎡) | 39.0万/㎡ (27.8年/67.0㎡) | 36.0万/㎡ (23.8年/62.2㎡) |
| 東海神駅 | 35.6万/㎡ (27.5年/70.0㎡) | 45.7万/㎡ (18.5年/70.0㎡) | - |
| 飯山満駅 | 14.2万/㎡ (43.5年/45.0㎡) | 11.6万/㎡ (42.5年/45.0㎡) | 63.4万/㎡ (27.5年/95.0㎡) |
| 北習志野駅 | 24.6万/㎡ (34.8年/71.0㎡) | 32.0万/㎡ (11.0年/73.3㎡) | 24.3万/㎡ (51.5年/80.0㎡) |
| 船橋日大前駅 | 36.3万/㎡ (16.8年/73.3㎡) | 31.9万/㎡ (5.5年/77.5㎡) | 17.3万/㎡ (38.0年/70.0㎡) |
| 八千代緑が丘駅 | 16.5万/㎡ (26.9年/66.7㎡) | 22.4万/㎡ (47.5年/74.3㎡) | 17.8万/㎡ (25.4年/60.6㎡) |
| 八千代中央駅 | 27.1万/㎡ (19.8年/81.2㎡) | 24.7万/㎡ (23.5年/67.5㎡) | 26.5万/㎡ (18.5年/67.5㎡) |
| 村上駅 | 8.7万/㎡ (43.7年/57.1㎡) | 8.2万/㎡ (43.5年/50.0㎡) | 14.7万/㎡ (41.8年/56.7㎡) |
| 東葉勝田台駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
飯山満駅 14.2 万/㎡(昨年同期比 +23.1 ％)
飯山満駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +23.1％( +2.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 43.5年(昨年 42.5年から +2.4 ％増)。平均専有面積は 45.0 ㎡ (昨年 45.0 ㎡から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 11.0 分 → 2020年 7.5 分、-31.8 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
船橋日大前駅 36.3 万/㎡(昨年同期比 +13.8 ％)
船橋日大前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +13.8％( +4.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて +200.0％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.8年(昨年 5.5年から +204.5 ％増)。平均専有面積は 73.3 ㎡ (昨年 77.5 ㎡から -5.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 9.5 分 → 2020年 6.5 分、-31.6 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 5.5 年 → 2020年 16.8 年、+204.5 ％と大きく増加)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 25.0 ％)
八千代緑が丘駅 16.5 万/㎡(昨年同期比 -26.5 ％)
八千代緑が丘駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -26.5％( -5.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて -14.3％( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 26.9年(昨年 47.5年から -43.5 ％減)。平均専有面積は 66.7 ㎡ (昨年 74.3 ㎡から -10.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 47.5 年 → 2020年 26.9 年、-43.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 13.0 分 → 2020年 18.2 分、+39.7 ％と大きく増加)
北習志野駅 24.6 万/㎡(昨年同期比 -23.3 ％)
北習志野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -23.3％( -7.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2019年)に比べて +66.7％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 34.8年(昨年 11.0年から +215.9 ％増)。平均専有面積は 71.0 ㎡ (昨年 73.3 ㎡から -3.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 10.0 分 → 2020年 6.0 分、-40.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 11.0 年 → 2020年 34.8 年、+215.9 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示