【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期のJR磐越西線 (郡山駅~徳沢駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.8万円/坪(17.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +0.9%( +0.5万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 90 件(1年前(2023年)に比べて -86.8%( -591件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 24.5年から +7.3 %増)。平均土地面積は 89.6 坪 (昨年 96.2 坪から -6.8 %減)。平均建物面積は 41.3 坪 (昨年 50.9 坪から -19.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。会津若松駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは喜久田駅で昨年に比べ -61.3 %、坪単価は 27.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(川桁駅、上戸駅)は +92679.4 %(坪単価 +22.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(喜久田駅、喜多方駅)は -44.4 %(坪単価 -24.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.1 % → 2024年 1.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 31.8 % → 2024年 35.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 26.6 % → 2024年 28.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった郡山富田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.9万円/坪(26.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +1.5%( +1.3万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて -81.6%( -31件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった喜多方駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.3万円/坪(4.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -27.4%( -5.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -89.7%( -35件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR磐越西線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
郡山駅 | 63.7万/坪 (25.8年/83.6坪) | 67.2万/坪 (21.7年/89.0坪) | 71.3万/坪 (21.9年/87.0坪) |
郡山富田駅 | 85.9万/坪 (4.0年/54.2坪) | 84.6万/坪 (18.6年/60.7坪) | 72.7万/坪 (15.7年/65.9坪) |
喜久田駅 | 27.8万/坪 (28.0年/69.6坪) | 71.9万/坪 (0.8年/54.8坪) | 56.0万/坪 (36.9年/130坪) |
安子ケ島駅 | - | 4.4万/坪 (30.3年/148坪) | - |
磐梯熱海駅 | - | 1.2万/坪 (0年/46.9坪) | 69.0万/坪 (19.9年/86.2坪) |
中山宿駅 | - | - | - |
上戸駅 | 16.5万/坪 (52.0年/96.8坪) | 4.4万/坪 (31.8年/126坪) | 9.1万/坪 (43.9年/143坪) |
猪苗代湖畔駅 | - | - | - |
関都駅 | - | 3.3万/坪 (51.5年/78.7坪) | - |
川桁駅 | 33.1万/坪 (27.0年/90.8坪) | 0.02万/坪 (68.8年/157坪) | 6.5万/坪 (49.0年/393坪) |
猪苗代駅 | - | 29.1万/坪 (35.3年/230坪) | 21.0万/坪 (43.1年/158坪) |
翁島駅 | - | 12.0万/坪 (39.8年/87.7坪) | 29.9万/坪 (28.3年/160坪) |
磐梯町駅 | - | 39.9万/坪 (28.6年/148坪) | - |
東長原駅 | - | - | - |
広田駅 | - | 58.2万/坪 (22.3年/66.6坪) | 35.7万/坪 (27.6年/140坪) |
会津若松駅 | 43.1万/坪 (31.5年/104坪) | 43.7万/坪 (29.2年/101坪) | 44.3万/坪 (29.4年/91.6坪) |
堂島駅 | - | 17.1万/坪 (66.8年/217坪) | 66.1万/坪 (13.5年/203坪) |
笈川駅 | - | 87.3万/坪 (0.5年/75.6坪) | - |
塩川駅 | - | 33.8万/坪 (21.0年/175坪) | 33.7万/坪 (32.2年/106坪) |
姥堂駅 | - | - | 1.9万/坪 (51.8年/56.0坪) |
会津豊川駅 | - | 9.7万/坪 (40.0年/299坪) | 10.3万/坪 (31.3年/182坪) |
喜多方駅 | 15.3万/坪 (35.3年/90.0坪) | 21.0万/坪 (38.1年/125坪) | 22.6万/坪 (33.5年/139坪) |
山都駅 | - | - | - |
荻野駅 | - | - | 3.1万/坪 (43.3年/69.6坪) |
尾登駅 | - | - | - |
野沢駅 | - | 7.7万/坪 (33.4年/67.3坪) | 3.1万/坪 (44.1年/218坪) |
上野尻駅 | - | 0.02万/坪 (0年/130坪) | 0.8万/坪 (0年/66.6坪) |
徳沢駅 | - | - | 6.4万/坪 (0年/57.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
川桁駅 33.1 万/坪(昨年同期比 +185085.2 %)
川桁駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.1万円/坪(10.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +185085.2%( +33.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 27.0年(昨年 68.8年から -60.7 %減)。平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 157.3 坪から -42.3 %減)。平均建物面積は 13.6 坪 (昨年 56.0 坪から -75.7 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 68.8 年 → 2024年 27.0 年、-60.7 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.0 分 → 2024年 30.0 分、+400.0 %と大きく増加)
上戸駅 16.5 万/坪(昨年同期比 +273.6 %)
上戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.5万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +273.6%( +12.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 52.0年(昨年 31.8年から +63.8 %増)。平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 125.5 坪から -22.9 %減)。平均建物面積は 15.1 坪 (昨年 37.8 坪から -60.0 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 31.8 年 → 2024年 52.0 年、+63.8 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 105.0 分 → 2024年 120.0 分、+14.3 %と増加)
喜久田駅 27.8 万/坪(昨年同期比 -61.3 %)
喜久田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.8万円/坪(8.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -61.3%( -44.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 0.8年から +3618.9 %増)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 54.8 坪から +26.9 %増)。平均建物面積は 57.5 坪 (昨年 32.1 坪から +78.8 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 30.0 分 → 2024年 4.0 分、-86.7 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 0.8 年 → 2024年 28.0 年、+3618.9 %と大きく増加)
喜多方駅 15.3 万/坪(昨年同期比 -27.4 %)
喜多方駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.3万円/坪(4.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -27.4%( -5.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -89.7%( -35件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.3年(昨年 38.1年から -7.5 %減)。平均土地面積は 90.0 坪 (昨年 125.4 坪から -28.2 %減)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 51.1 坪から -14.2 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 60.7 % → 2024年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示