【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期のJR磐越西線 (郡山駅～徳沢駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.6万円/坪(18.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +7.6％( +4.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 107 件(１年前(2023年)に比べて -19.5％( -26件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 25.6年(昨年 26.2年から -2.5 ％減)。平均土地面積は 85.5 坪 (昨年 120.2 坪から -28.9 ％減)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 63.4 坪から -35.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が減少。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。会津若松駅、喜多方駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは喜久田駅で昨年に比べ -53.7 ％、坪単価は 27.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(郡山富田駅)は +2.2 ％(坪単価 +1.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(喜久田駅)は -53.7 ％(坪単価 -32.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 21.2 ％ → 2024年 27.1 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 31.2 ％)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.0 ％ → 2024年 2.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった郡山富田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.9万円/坪(26.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +2.2％( +1.9万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて +40.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった喜多方駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -17.2％( -2.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -37.5％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR磐越西線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 郡山駅 | 65.3万/坪 (24.4年/78.4坪) | 64.6万/坪 (23.3年/100坪) | 63.9万/坪 (21.4年/96.6坪) |
| 郡山富田駅 | 85.9万/坪 (4.0年/54.2坪) | 84.0万/坪 (15.3年/57.8坪) | 50.4万/坪 (10.0年/45.9坪) |
| 喜久田駅 | 27.8万/坪 (28.0年/69.6坪) | 60.1万/坪 (0年/60.5坪) | 18.0万/坪 (31.0年/145坪) |
| 安子ケ島駅 | 8.3万/坪 (33.0年/139坪) | - | - |
| 磐梯熱海駅 | - | - | - |
| 中山宿駅 | - | - | - |
| 上戸駅 | 16.5万/坪 (52.0年/96.8坪) | - | 2.4万/坪 (51.0年/148坪) |
| 猪苗代湖畔駅 | - | - | - |
| 関都駅 | - | - | - |
| 川桁駅 | 33.1万/坪 (27.0年/90.8坪) | - | 6.5万/坪 (49.0年/393坪) |
| 猪苗代駅 | - | 22.3万/坪 (0年/331坪) | 22.7万/坪 (50.0年/227坪) |
| 翁島駅 | - | - | 22.0万/坪 (28.0年/212坪) |
| 磐梯町駅 | - | 70.5万/坪 (3.0年/133坪) | - |
| 東長原駅 | - | - | - |
| 広田駅 | - | 4.6万/坪 (52.0年/71.1坪) | - |
| 会津若松駅 | 43.1万/坪 (31.5年/104坪) | 48.6万/坪 (31.9年/132坪) | 44.6万/坪 (30.7年/81.4坪) |
| 堂島駅 | - | - | - |
| 笈川駅 | - | - | - |
| 塩川駅 | - | 25.4万/坪 (22.0年/424坪) | 92.0万/坪 (0年/72.6坪) |
| 姥堂駅 | - | - | - |
| 会津豊川駅 | - | 9.7万/坪 (40.0年/299坪) | - |
| 喜多方駅 | 13.6万/坪 (39.2年/87.7坪) | 16.4万/坪 (42.8年/162坪) | 14.5万/坪 (34.5年/147坪) |
| 山都駅 | - | - | - |
| 荻野駅 | - | - | - |
| 尾登駅 | - | - | - |
| 野沢駅 | - | 11.6万/坪 (29.0年/49.9坪) | - |
| 上野尻駅 | - | - | 0.8万/坪 (0年/66.6坪) |
| 徳沢駅 | - | - | 6.4万/坪 (0年/57.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
郡山富田駅 85.9 万/坪(昨年同期比 +2.2 ％)
郡山富田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.9万円/坪(26.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +2.2％( +1.9万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて +40.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 4.0年(昨年 15.3年から -73.8 ％減)。平均土地面積は 54.2 坪 (昨年 57.8 坪から -6.1 ％減)。平均建物面積は 33.9 坪 (昨年 33.0 坪から +2.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 15.3 年 → 2024年 4.0 年、-73.8 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 80.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 21.2 分 → 2024年 30.0 分、+41.2 ％と大きく増加)
喜久田駅 27.8 万/坪(昨年同期比 -53.7 ％)
喜久田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.8万円/坪(8.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -53.7％( -32.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 60.5 坪から +15.0 ％増)。平均建物面積は 57.5 坪 (昨年 33.3 坪から +72.7 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示