【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜3月期のJR磐越東線 (いわき駅～郡山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.4万円/坪(19.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -23.3％( -19.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 146 件(１年前(2019年)に比べて +64.0％( +57件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.2年(昨年 19.7年から -2.8 ％減)。平均土地面積は 90.1 坪 (昨年 99.3 坪から -9.2 ％減)。平均建物面積は 49.2 坪 (昨年 54.0 坪から -8.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が減少。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。郡山駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのはいわき駅で昨年に比べ -53.4 ％、坪単価は 68.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(郡山駅)は -8.4 ％(坪単価 -6.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(いわき駅)は -53.4 ％(坪単価 -79.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 31.6 ％ → 2020年 37.6 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 20.3 ％ → 2020年 17.3 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 2.2 ％ → 2020年 0.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったいわき駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.8万円/坪(20.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -53.4％( -79.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 23 件(１年前(2019年)に比べて +35.3％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった郡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.3万円/坪(20.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -8.4％( -6.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 113 件(１年前(2019年)に比べて +59.2％( +42件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR磐越東線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| いわき駅 | 68.8万/坪 (20.2年/107坪) | 148万/坪 (18.4年/87.4坪) | 72.3万/坪 (20.0年/69.3坪) |
| 赤井駅 | - | - | - |
| 小川郷駅 | - | 36.1万/坪 (6.0年/66.6坪) | |
| 江田駅 | - | - | - |
| 川前駅 | - | - | - |
| 夏井駅 | - | - | - |
| 小野新町駅 | 50.4万/坪 (28.3年/88.9坪) | - | 8.5万/坪 (28.0年/424坪) |
| 神俣駅 | 15.6万/坪 (16.0年/54.5坪) | - | - |
| 菅谷駅 | - | - | - |
| 大越駅 | - | - | - |
| 磐城常葉駅 | - | - | - |
| 船引駅 | 4.1万/坪 (59.0年/63.5坪) | - | 16.9万/坪 (40.5年/254坪) |
| 要田駅 | - | - | - |
| 三春駅 | - | - | 4.5万/坪 (0年/169坪) |
| 舞木駅 | - | - | 72.4万/坪 (2.0年/90.8坪) |
| 郡山駅 | 66.3万/坪 (18.0年/87.8坪) | 72.4万/坪 (20.3年/102坪) | 63.9万/坪 (19.6年/102坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
郡山駅 66.3 万/坪(昨年同期比 -8.4 ％)
郡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.3万円/坪(20.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -8.4％( -6.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 113 件(１年前(2019年)に比べて +59.2％( +42件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.0年(昨年 20.3年から -11.3 ％減)。平均土地面積は 87.8 坪 (昨年 102.4 坪から -14.3 ％減)。平均建物面積は 47.9 坪 (昨年 51.3 坪から -6.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 20.3 年 → 2020年 18.0 年、-11.3 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 ％ → 2020年 42.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 20.6 ％ → 2020年 15.4 ％)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 1.6 ％ → 2020年 1.0 ％)
いわき駅 68.8 万/坪(昨年同期比 -53.4 ％)
いわき駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.8万円/坪(20.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -53.4％( -79.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 23 件(１年前(2019年)に比べて +35.3％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.2年(昨年 18.4年から +9.9 ％増)。平均土地面積は 107.0 坪 (昨年 87.4 坪から +22.4 ％増)。平均建物面積は 56.9 坪 (昨年 68.2 坪から -16.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 51.3 分 → 2020年 40.3 分、-21.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 40.0 ％ → 2020年 31.8 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 ％ → 2020年 18.2 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示