【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期の山陽新幹線 (岡山駅~新倉敷駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.7万円/坪(19.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -14.2%( -10.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 51 件(1年前(2023年)に比べて -44.6%( -41件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.7年(昨年 26.5年から -7.1 %減)。平均土地面積は 63.4 坪 (昨年 69.7 坪から -9.1 %減)。平均建物面積は 45.8 坪 (昨年 51.2 坪から -10.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。岡山駅、新倉敷駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは新倉敷駅で昨年に比べ -19.7 %、坪単価は 58.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(岡山駅)は -13.3 %(坪単価 -9.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(新倉敷駅)は -19.7 %(坪単価 -14.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 34.1 % → 2024年 22.4 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 26.1 % → 2024年 38.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 26.1 % → 2024年 12.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった岡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.6万円/坪(19.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -13.3%( -9.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 43 件(1年前(2023年)に比べて -43.4%( -33件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新倉敷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.1万円/坪(17.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -19.7%( -14.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
山陽新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
岡山駅 | 63.6万/坪 (25.3年/63.9坪) | 73.3万/坪 (27.6年/70.3坪) | 82.3万/坪 (26.1年/61.4坪) |
新倉敷駅 | 58.1万/坪 (21.4年/60.5坪) | 72.4万/坪 (21.6年/66.9坪) | 68.9万/坪 (12.8年/68.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
岡山駅 63.6 万/坪(昨年同期比 -13.3 %)
岡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.6万円/坪(19.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -13.3%( -9.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 43 件(1年前(2023年)に比べて -43.4%( -33件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.3年(昨年 27.6年から -8.2 %減)。平均土地面積は 63.9 坪 (昨年 70.3 坪から -9.1 %減)。平均建物面積は 48.0 坪 (昨年 53.5 坪から -10.2 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 34.2 % → 2024年 22.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.8 % → 2024年 43.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 23.3 % → 2024年 12.2 %)
新倉敷駅 58.1 万/坪(昨年同期比 -19.7 %)
新倉敷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.1万円/坪(17.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -19.7%( -14.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.4年(昨年 21.6年から -1.0 %減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 66.9 坪から -9.5 %減)。平均建物面積は 33.7 坪 (昨年 40.6 坪から -17.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 26.1 分 → 2024年 20.8 分、-20.1 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 25.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 13.3 % → 2024年 12.5 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 12.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示