【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期のJR京葉線 (舞浜駅～蘇我駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 163万円/坪(49.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +10.1％( +15.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 44 件(１年前(2023年)に比べて -21.4％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.8年(昨年 17.7年から -10.7 ％減)。平均土地面積は 53.7 坪 (昨年 66.1 坪から -18.8 ％減)。平均建物面積は 43.5 坪 (昨年 54.3 坪から -19.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。舞浜駅、新習志野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは舞浜駅で昨年に比べ +28.5 ％、坪単価は 212 万円/坪となった。
上位 2 駅(舞浜駅、新習志野駅)は +28.4 ％(坪単価 +39.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(二俣新町駅、検見川浜駅)は -50.1 ％(坪単価 -74.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 17.7 年 → 2024年 15.8 年、-10.7 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 27.3 ％ → 2024年 34.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 30.9 ％ → 2024年 20.9 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.1 ％ → 2024年 14.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新浦安駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 214万円/坪(64.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -5.7％( -13.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 13 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった二俣新町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.1万円/坪(18.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -58.2％( -83.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR京葉線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 舞浜駅 | 212万/坪 (14.6年/40.8坪) | 165万/坪 (18.5年/130坪) | 154万/坪 (25.0年/81.5坪) |
| 新浦安駅 | 214万/坪 (12.3年/41.2坪) | 227万/坪 (15.6年/55.8坪) | 198万/坪 (12.8年/46.7坪) |
| 市川塩浜駅 | - | - | 173万/坪 (34.3年/299坪) |
| 西船橋駅 | 166万/坪 (8.0年/49.9坪) | 152万/坪 (31.8年/112坪) | 150万/坪 (23.3年/78.2坪) |
| 二俣新町駅 | 60.1万/坪 (58.3年/106坪) | 144万/坪 (1.3年/24.2坪) | - |
| 南船橋駅 | - | 81.9万/坪 (17.3年/36.3坪) | - |
| 新習志野駅 | 147万/坪 (1.3年/34.8坪) | 115万/坪 (27.8年/104坪) | 131万/坪 (1.8年/35.5坪) |
| 海浜幕張駅 | 76.3万/坪 (38.3年/303坪) | - | - |
| 検見川浜駅 | 90.9万/坪 (28.8年/37.1坪) | 157万/坪 (11.1年/44.1坪) | 132万/坪 (18.1年/57.9坪) |
| 稲毛海岸駅 | 149万/坪 (12.8年/42.1坪) | 149万/坪 (4.9年/33.3坪) | 147万/坪 (7.2年/43.6坪) |
| 千葉みなと駅 | - | - | 218万/坪 (19.8年/39.3坪) |
| 蘇我駅 | 107万/坪 (16.4年/76.9坪) | 99.3万/坪 (21.3年/65.6坪) | 95.5万/坪 (26.3年/67.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
舞浜駅 211.8 万/坪(昨年同期比 +28.5 ％)
舞浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 212万円/坪(64.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +28.5％( +47.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.6年(昨年 18.5年から -21.2 ％減)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 130.1 坪から -68.6 ％減)。平均建物面積は 38.8 坪 (昨年 118.0 坪から -67.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 18.5 年 → 2024年 14.6 年、-21.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
新習志野駅 147.0 万/坪(昨年同期比 +28.4 ％)
新習志野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 147万円/坪(44.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +28.4％( +32.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 1.3年(昨年 27.8年から -95.5 ％減)。平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 103.6 坪から -66.4 ％減)。平均建物面積は 34.0 坪 (昨年 44.6 坪から -23.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 27.8 年 → 2024年 1.3 年、-95.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 15.0 分 → 2024年 23.0 分、+53.3 ％と大きく増加)
二俣新町駅 60.1 万/坪(昨年同期比 -58.2 ％)
二俣新町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.1万円/坪(18.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -58.2％( -83.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 58.3年(昨年 1.3年から +4555.8 ％増)。平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 24.2 坪から +337.5 ％増)。平均建物面積は 66.6 坪 (昨年 25.7 坪から +158.8 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 1.3 年 → 2024年 58.3 年、+4555.8 ％と大きく増加)
検見川浜駅 90.9 万/坪(昨年同期比 -42.0 ％)
検見川浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.9万円/坪(27.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -42.0％( -65.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.8年(昨年 11.1年から +159.4 ％増)。平均土地面積は 37.1 坪 (昨年 44.1 坪から -16.0 ％減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 33.3 坪から +9.1 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 11.1 年 → 2024年 28.8 年、+159.4 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 25.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示