【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の養老鉄道 (桑名駅~多度駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.5万円/坪(20.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -3.4%( -2.4万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 47 件(1年前(2023年)に比べて -51.5%( -50件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.5年(昨年 21.9年から +20.9 %増)。平均土地面積は 67.7 坪 (昨年 77.3 坪から -12.4 %減)。平均建物面積は 36.9 坪 (昨年 45.0 坪から -18.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。下深谷駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは多度駅で昨年に比べ -49.9 %、坪単価は 27.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(桑名駅)は +4.9 %(坪単価 +3.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(多度駅)は -49.9 %(坪単価 -27.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 34.1 % → 2024年 23.9 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.5 % → 2024年 5.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.9 年 → 2024年 26.5 年、+20.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 25.1 分 → 2024年 29.1 分、+15.9 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 % → 2024年 32.6 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.9 % → 2024年 17.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった桑名駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.8万円/坪(24.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +4.9%( +3.8万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 35 件(1年前(2023年)に比べて -52.1%( -38件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった下深谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.7万円/坪(8.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -12.1%( -3.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
養老鉄道 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
桑名駅 | 80.8万/坪 (23.7年/66.5坪) | 77.0万/坪 (19.9年/71.3坪) | 72.5万/坪 (22.4年/78.7坪) |
播磨駅 | 40.8万/坪 (33.7年/70.1坪) | 60.2万/坪 (34.3年/105坪) | 61.4万/坪 (29.0年/121坪) |
下深谷駅 | 26.7万/坪 (31.6年/59.7坪) | 30.4万/坪 (27.9年/101坪) | 19.3万/坪 (35.0年/86.4坪) |
下野代駅 | 18.3万/坪 (37.7年/77.9坪) | - | 7.0万/坪 (37.4年/213坪) |
多度駅 | 27.1万/坪 (35.7年/80.2坪) | 54.1万/坪 (27.0年/91.1坪) | 54.3万/坪 (18.1年/59.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
桑名駅 80.8 万/坪(昨年同期比 +4.9 %)
桑名駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.8万円/坪(24.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +4.9%( +3.8万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 35 件(1年前(2023年)に比べて -52.1%( -38件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.7年(昨年 19.9年から +19.4 %増)。平均土地面積は 66.5 坪 (昨年 71.3 坪から -6.8 %減)。平均建物面積は 36.4 坪 (昨年 46.3 坪から -21.2 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 37.9 % → 2024年 23.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 19.9 年 → 2024年 23.7 年、+19.4 %と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 30.1 分 → 2024年 34.8 分、+15.7 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 15.2 % → 2024年 26.5 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 28.8 % → 2024年 23.5 %)
多度駅 27.1 万/坪(昨年同期比 -49.9 %)
多度駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.1万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -49.9%( -27.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -84.6%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.7年(昨年 27.0年から +32.2 %増)。平均土地面積は 80.2 坪 (昨年 91.1 坪から -12.0 %減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 42.6 坪から -14.8 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 27.0 年 → 2024年 35.7 年、+32.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 14.9 分 → 2024年 17.0 分、+13.9 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 27.3 % → 2024年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示