【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜12月期の養老鉄道 (桑名駅～多度駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.8万円/坪(21.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +9.3％( +6.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 97 件(１年前(2022年)に比べて -6.7％( -7件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 21.9年(昨年 24.0年から -8.9 ％減)。平均土地面積は 77.3 坪 (昨年 86.9 坪から -11.1 ％減)。平均建物面積は 45.0 坪 (昨年 44.0 坪から +2.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。下深谷駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは下深谷駅で昨年に比べ +57.0 ％、坪単価は 30.4 万円/坪となった。
上位 1 駅(下深谷駅)は +57.0 ％(坪単価 +11.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(播磨駅)は -1.8 ％(坪単価 -1.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 29.2 分 → 2023年 25.1 分、-13.9 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 16.8 ％ → 2023年 25.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 36.8 ％ → 2023年 34.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった桑名駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.0万円/坪(23.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +6.2％( +4.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 73 件(１年前(2022年)に比べて -6.4％( -5件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった下深谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.4万円/坪(9.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +57.0％( +11.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて -14.3％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
| 養老鉄道 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 桑名駅 | 77.0万/坪 (19.9年/71.3坪) | 72.5万/坪 (22.4年/78.7坪) | 72.2万/坪 (19.5年/70.0坪) |
| 播磨駅 | 60.2万/坪 (34.3年/105坪) | 61.4万/坪 (29.0年/121坪) | 37.3万/坪 (31.0年/118坪) |
| 下深谷駅 | 30.4万/坪 (27.9年/101坪) | 19.3万/坪 (35.0年/86.4坪) | 23.5万/坪 (30.0年/127坪) |
| 下野代駅 | - | 7.0万/坪 (37.4年/213坪) | - |
| 多度駅 | 54.1万/坪 (27.0年/91.1坪) | 54.3万/坪 (18.1年/59.0坪) | 48.4万/坪 (35.5年/128坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
下深谷駅 30.4 万/坪(昨年同期比 +57.0 ％)
下深谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.4万円/坪(9.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +57.0％( +11.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて -14.3％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 27.9年(昨年 35.0年から -20.2 ％減)。平均土地面積は 100.6 坪 (昨年 86.4 坪から +16.4 ％増)。平均建物面積は 38.2 坪 (昨年 48.4 坪から -21.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 35.0 年 → 2023年 27.9 年、-20.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 12.0 分 → 2023年 8.5 分、-29.2 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 14.3 ％ → 2023年 33.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 14.3 ％ → 2023年 33.3 ％)
播磨駅 60.2 万/坪(昨年同期比 -1.8 ％)
播磨駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.2万円/坪(18.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -1.8％( -1.1万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて -44.4％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.3年(昨年 29.0年から +18.3 ％増)。平均土地面積は 105.5 坪 (昨年 121.2 坪から -12.9 ％減)。平均建物面積は 40.2 坪 (昨年 44.9 坪から -10.3 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 55.6 ％ → 2023年 20.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 29.0 年 → 2023年 34.3 年、+18.3 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 22.2 ％ → 2023年 60.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示