【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期の伊勢鉄伊勢線 (四日市駅～津駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.3万円/坪(14.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -25.1％( -16.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 35 件(１年前(2023年)に比べて +66.7％( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.1年(昨年 22.1年から +31.5 ％増)。平均土地面積は 66.8 坪 (昨年 100.8 坪から -33.7 ％減)。平均建物面積は 33.6 坪 (昨年 34.6 坪から -2.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。河原田駅、玉垣駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは玉垣駅で昨年に比べ +82.0 ％、坪単価は 104 万円/坪となった。
上位 1 駅(玉垣駅)は +82.0 ％(坪単価 +46.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(津駅)は -62.4 ％(坪単価 -42.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 22.2 分 → 2024年 15.3 分、-31.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 22.1 年 → 2024年 29.1 年、+31.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 35.0 ％ → 2024年 24.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった玉垣駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +82.0％( +46.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.6万円/坪(7.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -62.4％( -42.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(１年前(2023年)に比べて -12.5％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
| 伊勢鉄伊勢線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 四日市駅 | 44.3万/坪 (30.3年/61.0坪) | - | 96.4万/坪 (0.25年/45.4坪) |
| 南四日市駅 | 88.2万/坪 (45.3年/130坪) | - | - |
| 河原田駅 | 59.4万/坪 (15.0年/60.1坪) | 43.3万/坪 (17.8年/69.6坪) | 80.0万/坪 (10.6年/65.5坪) |
| 鈴鹿駅 | 57.1万/坪 (19.3年/103坪) | - | - |
| 玉垣駅 | 104万/坪 (8.3年/75.6坪) | 57.1万/坪 (40.3年/51.4坪) | - |
| 鈴鹿サーキット稲生駅 | 111万/坪 (2.3年/59.0坪) | - | - |
| 徳田駅 | - | - | - |
| 中瀬古駅 | 27.8万/坪 (32.6年/66.6坪) | - | - |
| 伊勢上野駅 | 92.1万/坪 (8.3年/61.5坪) | - | 72.8万/坪 (25.8年/62.8坪) |
| 河芸駅 | 55.5万/坪 (25.8年/59.0坪) | - | - |
| 東一身田駅 | 46.5万/坪 (33.8年/50.7坪) | 86.2万/坪 (1.3年/63.5坪) | 75.1万/坪 (0年/68.1坪) |
| 津駅 | 25.6万/坪 (41.0年/67.3坪) | 68.2万/坪 (22.8年/106坪) | 64.2万/坪 (30.3年/59.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
玉垣駅 103.9 万/坪(昨年同期比 +82.0 ％)
玉垣駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +82.0％( +46.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 8.3年(昨年 40.3年から -79.5 ％減)。平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 51.4 坪から +47.1 ％増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 33.3 坪から -4.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 40.3 年 → 2024年 8.3 年、-79.5 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 20.0 分 → 2024年 15.0 分、-25.0 ％と大きく減少)
津駅 25.6 万/坪(昨年同期比 -62.4 ％)
津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.6万円/坪(7.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -62.4％( -42.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(１年前(2023年)に比べて -12.5％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 41.0年(昨年 22.8年から +79.7 ％増)。平均土地面積は 67.3 坪 (昨年 106.2 坪から -36.6 ％減)。平均建物面積は 32.7 坪 (昨年 34.8 坪から -5.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 25.1 分 → 2024年 20.8 分、-16.8 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 22.8 年 → 2024年 41.0 年、+79.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示