【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期の伊勢鉄伊勢線 (四日市駅~津駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.4万円/坪(17.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +11.3%( +5.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2022年)に比べて -48.6%( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.7年(昨年 25.7年から +35.2 %増)。平均土地面積は 110.0 坪 (昨年 71.0 坪から +54.8 %増)。平均建物面積は 80.4 坪 (昨年 53.2 坪から +51.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。河原田駅、津駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは河原田駅で昨年に比べ +62.4 %、坪単価は 81.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(河原田駅)は +62.4 %(坪単価 +31.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(津駅)は +32.8 %(坪単価 +13.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 46.7 % → 2023年 23.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 25.7 年 → 2023年 34.7 年、+35.2 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 23.3 % → 2023年 52.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 23.3 % → 2023年 17.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった河原田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.9万円/坪(24.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +62.4%( +31.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -88.9%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.9万円/坪(16.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +32.8%( +13.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2022年)に比べて +33.3%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
伊勢鉄伊勢線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
四日市駅 | - | - | 28.7万/坪 (33.0年/71.8坪) |
南四日市駅 | - | 87.3万/坪 (1.0年/54.5坪) | 47.6万/坪 (18.0年/284坪) |
河原田駅 | 81.9万/坪 (0年/51.4坪) | 50.4万/坪 (25.1年/62.8坪) | 87.2万/坪 (3.5年/61.3坪) |
鈴鹿駅 | - | - | - |
玉垣駅 | - | 107万/坪 (2.0年/71.1坪) | 19.3万/坪 (36.0年/19.7坪) |
鈴鹿サーキット稲生駅 | - | 82.6万/坪 (6.0年/86.2坪) | - |
徳田駅 | - | 8.3万/坪 (0年/151坪) | 4.4万/坪 (33.0年/127坪) |
中瀬古駅 | - | - | 56.3万/坪 (29.0年/66.6坪) |
伊勢上野駅 | - | 78.6万/坪 (10.0年/66.0坪) | 68.9万/坪 (13.0年/76.1坪) |
河芸駅 | - | 45.5万/坪 (24.0年/63.5坪) | - |
東一身田駅 | - | 28.0万/坪 (23.0年/89.2坪) | - |
津駅 | 55.9万/坪 (36.8年/110坪) | 42.1万/坪 (36.1年/77.6坪) | 53.7万/坪 (24.1年/69.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
河原田駅 81.9 万/坪(昨年同期比 +62.4 %)
河原田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.9万円/坪(24.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +62.4%( +31.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -88.9%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.0年(昨年 25.1年から -100.0 %減)。平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 62.8 坪から -18.1 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 85.5 坪から -62.9 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 25.1 年 → 2023年 0.0 年、-100.0 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 11.6 分 → 2023年 25.0 分、+116.3 %と大きく増加)
津駅 55.9 万/坪(昨年同期比 +32.8 %)
津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.9万円/坪(16.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +32.8%( +13.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2022年)に比べて +33.3%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.8年(昨年 36.1年から +2.0 %増)。平均土地面積は 110.3 坪 (昨年 77.6 坪から +42.1 %増)。平均建物面積は 83.5 坪 (昨年 41.8 坪から +99.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 26.8 分 → 2023年 17.7 分、-34.0 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 % → 2023年 25.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 56.2 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示