【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜3月期のJR赤穂線 (寒河駅~東岡山駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.3万円/坪(4.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +54.6%( +4.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(1年前(2022年)に比べて -37.1%( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 122.0 坪 (昨年 170.2 坪から -28.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。長船駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは邑久駅で昨年に比べ +483.8 %、坪単価は 15.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(邑久駅、西大寺駅)は +395.6 %(坪単価 +12.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東岡山駅、大多羅駅)は -28.3 %(坪単価 -6.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 29.1 分 → 2023年 19.8 分、-32.1 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 2.9 % → 2023年 4.5 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西大寺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.8万円/坪(5.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +307.4%( +12.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -70.0%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった長船駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.5万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +25.7%( +0.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR赤穂線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
寒河駅 | - | 8.0万/坪 (175坪) | - |
日生駅 | - | 5.2万/坪 (65.8坪) | 3.3万/坪 (24.2坪) |
伊里駅 | 2.2万/坪 (69.6坪) | - | 3.3万/坪 (333坪) |
備前片上駅 | 0.27万/坪 (484坪) | - | - |
西片上駅 | - | 3.3万/坪 (212坪) | - |
伊部駅 | 11.9万/坪 (75.6坪) | 10.0万/坪 (99.8坪) | - |
香登駅 | - | 8.8万/坪 (60.5坪) | - |
長船駅 | 3.5万/坪 (424坪) | 2.8万/坪 (233坪) | 6.3万/坪 (380坪) |
邑久駅 | 15.7万/坪 (71.1坪) | 2.7万/坪 (165坪) | 6.9万/坪 (131坪) |
大富駅 | - | 12.1万/坪 (52.9坪) | - |
西大寺駅 | 16.8万/坪 (70.1坪) | 4.1万/坪 (276坪) | 12.0万/坪 (139坪) |
大多羅駅 | 15.5万/坪 (99.3坪) | 18.5万/坪 (73.9坪) | 16.1万/坪 (275坪) |
東岡山駅 | 14.2万/坪 (80.2坪) | 23.8万/坪 (56.7坪) | 15.0万/坪 (109坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
邑久駅 15.7 万/坪(昨年同期比 +483.8 %)
邑久駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.7万円/坪(4.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +483.8%( +13.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 71.1 坪 (昨年 165.4 坪から -57.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 85.0 分 → 2023年 35.0 分、-58.8 %と大きく減少)
西大寺駅 16.8 万/坪(昨年同期比 +307.4 %)
西大寺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.8万円/坪(5.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +307.4%( +12.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -70.0%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 70.1 坪 (昨年 276.5 坪から -74.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 33.1 分 → 2023年 14.3 分、-56.7 %と大きく減少)
東岡山駅 14.2 万/坪(昨年同期比 -40.5 %)
東岡山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.2万円/坪(4.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -40.5%( -9.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 80.2 坪 (昨年 56.7 坪から +41.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 26.0 分 → 2023年 20.3 分、-21.8 %と大きく減少)
大多羅駅 15.5 万/坪(昨年同期比 -16.1 %)
大多羅駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.5万円/坪(4.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -16.1%( -3.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2022年)に比べて +12.5%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 99.3 坪 (昨年 73.9 坪から +34.3 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 14.0 分 → 2023年 18.2 分、+30.2 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示