【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期のJR東北本線 (新白河駅～伊達駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -13.4％( -3.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 35 件(１年前(2023年)に比べて -85.8％( -211件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.3年(昨年 22.6年から +25.2 ％増)。平均専有面積は 63.0 ㎡ (昨年 69.9 ㎡から -9.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。福島駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは福島駅で昨年に比べ +5.2 ％、単価は 22.3 万円/㎡となった。
上位 1 駅(福島駅)は +5.2 ％(単価 +1.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(郡山駅)は -16.0 ％(単価 -4.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.0 ％ → 2024年 4.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 22.6 年 → 2024年 28.3 年、+25.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 53.7 ％ → 2024年 67.6 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.8 ％ → 2024年 11.8 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった福島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +5.2％( +1.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて -82.3％( -51件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった郡山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -16.0％( -4.2万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 22 件(１年前(2023年)に比べて -87.5％( -154件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR東北本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新白河駅 | - | 29.2万/㎡ (11.5年/85.0㎡) | - |
| 安積永盛駅 | 11.7万/㎡ (40.5年/67.5㎡) | - | - |
| 郡山駅 | 21.9万/㎡ (28.5年/64.3㎡) | 26.1万/㎡ (21.5年/71.2㎡) | 22.1万/㎡ (24.8年/66.3㎡) |
| 二本松駅 | - | - | 27.8万/㎡ (15.4年/80.0㎡) |
| 南福島駅 | - | 16.9万/㎡ (26.5年/67.5㎡) | 18.7万/㎡ (23.5年/75.0㎡) |
| 福島駅 | 22.3万/㎡ (25.7年/59.5㎡) | 21.2万/㎡ (26.4年/65.4㎡) | 24.5万/㎡ (24.2年/70.2㎡) |
| 伊達駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
福島駅 22.3 万/㎡(昨年同期比 +5.2 ％)
福島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +5.2％( +1.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて -82.3％( -51件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.7年(昨年 26.4年から -2.6 ％減)。平均専有面積は 59.5 ㎡ (昨年 65.4 ㎡から -9.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.9 ％ → 2024年 9.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 65.5 ％ → 2024年 81.8 ％)
郡山駅 21.9 万/㎡(昨年同期比 -16.0 ％)
郡山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -16.0％( -4.2万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 22 件(１年前(2023年)に比べて -87.5％( -154件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.5年(昨年 21.5年から +32.5 ％増)。平均専有面積は 64.3 ㎡ (昨年 71.2 ㎡から -9.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 20.4 分 → 2024年 17.1 分、-15.9 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 0.9 ％ → 2024年 6.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.5 年 → 2024年 28.5 年、+32.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.1 ％ → 2024年 14.3 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 61.9 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示