【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年7月〜9月期の西武新宿線 (西武新宿駅～東村山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は83.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +14.8％( +10.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 79 件(１年前(2022年)に比べて -50.9％( -82件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.7年(昨年 23.7年から -8.2 ％減)。平均専有面積は 41.8 ㎡ (昨年 44.1 ㎡から -5.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。新井薬師前駅、沼袋駅、武蔵関駅、西武柳沢駅、小平駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは沼袋駅で昨年に比べ +52.3 ％、単価は 120 万円/㎡となった。
上位 2 駅(沼袋駅、小平駅)は +46.2 ％(単価 +27.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(上井草駅、東村山駅)は -29.1 ％(単価 -18.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 3.8 ％ → 2023年 9.2 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 22.4 ％ → 2023年 14.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 24.4 ％ → 2023年 34.2 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった沼袋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は120万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +52.3％( +41.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて -16.7％( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった久米川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -3.7％( -1.5万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -42.9％( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 西武新宿線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西武新宿駅 | - | - | - |
| 高田馬場駅 | 82.9万/㎡ (31.5年/36.4㎡) | 96.7万/㎡ (32.1年/33.5㎡) | 96.1万/㎡ (24.8年/35.0㎡) |
| 下落合駅 | 119万/㎡ (15.8年/33.9㎡) | 104万/㎡ (19.9年/43.4㎡) | 98.2万/㎡ (24.8年/39.5㎡) |
| 中井駅 | 97.4万/㎡ (28.8年/26.2㎡) | 98.7万/㎡ (16.2年/25.0㎡) | 84.0万/㎡ (23.9年/36.0㎡) |
| 新井薬師前駅 | 108万/㎡ (19.5年/29.2㎡) | 88.0万/㎡ (24.8年/42.1㎡) | 92.1万/㎡ (13.2年/50.7㎡) |
| 沼袋駅 | 120万/㎡ (9.7年/29.0㎡) | 78.6万/㎡ (32.4年/32.5㎡) | 92.8万/㎡ (14.1年/27.9㎡) |
| 野方駅 | 86.7万/㎡ (21.5年/21.7㎡) | 83.6万/㎡ (22.9年/29.6㎡) | 81.0万/㎡ (26.0年/25.8㎡) |
| 都立家政駅 | 79.5万/㎡ (20.5年/67.5㎡) | 73.4万/㎡ (18.5年/25.6㎡) | 86.3万/㎡ (18.5年/25.0㎡) |
| 鷺ノ宮駅 | 96.4万/㎡ (15.7年/43.3㎡) | 105万/㎡ (13.5年/20.0㎡) | 95.9万/㎡ (9.0年/46.7㎡) |
| 下井草駅 | 78.6万/㎡ (23.5年/70.0㎡) | 73.3万/㎡ (27.7年/35.0㎡) | 89.0万/㎡ (14.3年/35.0㎡) |
| 井荻駅 | 72.2万/㎡ (17.0年/47.5㎡) | 69.8万/㎡ (22.9年/45.0㎡) | 90.6万/㎡ (14.5年/39.2㎡) |
| 上井草駅 | 45.5万/㎡ (39.5年/20.0㎡) | 70.0万/㎡ (28.5年/70.0㎡) | 59.5万/㎡ (21.5年/68.3㎡) |
| 上石神井駅 | 77.1万/㎡ (25.5年/58.3㎡) | 69.5万/㎡ (29.5年/52.5㎡) | 63.6万/㎡ (23.2年/48.8㎡) |
| 武蔵関駅 | 95.5万/㎡ (12.7年/36.4㎡) | 73.2万/㎡ (16.9年/42.4㎡) | 75.7万/㎡ (16.3年/45.0㎡) |
| 東伏見駅 | - | 69.5万/㎡ (29.0年/40.0㎡) | 74.2万/㎡ (14.5年/40.0㎡) |
| 西武柳沢駅 | 67.3万/㎡ (0年/55.0㎡) | 54.5万/㎡ (17.5年/55.0㎡) | 41.7万/㎡ (33.2年/48.8㎡) |
| 田無駅 | 47.4万/㎡ (33.3年/48.8㎡) | 61.6万/㎡ (25.5年/56.8㎡) | 43.0万/㎡ (24.3年/64.7㎡) |
| 花小金井駅 | 48.7万/㎡ (25.9年/57.5㎡) | 42.7万/㎡ (26.1年/65.9㎡) | 51.6万/㎡ (22.8年/49.3㎡) |
| 小平駅 | 46.2万/㎡ (19.0年/72.5㎡) | 33.0万/㎡ (32.5年/57.5㎡) | 38.9万/㎡ (22.8年/61.2㎡) |
| 久米川駅 | 39.1万/㎡ (30.0年/60.0㎡) | 40.7万/㎡ (24.2年/60.0㎡) | 35.7万/㎡ (35.4年/48.2㎡) |
| 東村山駅 | 39.9万/㎡ (22.9年/66.7㎡) | 51.9万/㎡ (21.7年/59.0㎡) | 19.6万/㎡ (31.0年/30.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
沼袋駅 119.7 万/㎡(昨年同期比 +52.3 ％)
沼袋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は120万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +52.3％( +41.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて -16.7％( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 9.7年(昨年 32.4年から -70.0 ％減)。平均専有面積は 29.0 ㎡ (昨年 32.5 ㎡から -10.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 32.4 年 → 2023年 9.7 年、-70.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 8.8 分 → 2023年 7.6 分、-14.0 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 20.0 ％)
小平駅 46.2 万/㎡(昨年同期比 +40.0 ％)
小平駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は46.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +40.0％( +13.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -75.0％( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.0年(昨年 32.5年から -41.5 ％減)。平均専有面積は 72.5 ㎡ (昨年 57.5 ㎡から +26.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 32.5 年 → 2023年 19.0 年、-41.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 14.9 分 → 2023年 16.5 分、+10.9 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 ％ → 2023年 50.0 ％)
上井草駅 45.5 万/㎡(昨年同期比 -35.0 ％)
上井草駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -35.0％( -24.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 39.5年(昨年 28.5年から +38.6 ％増)。平均専有面積は 20.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -71.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 15.0 分 → 2023年 1.0 分、-93.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 28.5 年 → 2023年 39.5 年、+38.6 ％と大きく増加)
東村山駅 39.9 万/㎡(昨年同期比 -23.1 ％)
東村山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -23.1％( -12.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -40.0％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.9年(昨年 21.7年から +5.2 ％増)。平均専有面積は 66.7 ㎡ (昨年 59.0 ㎡から +13.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 6.8 分 → 2023年 9.3 分、+37.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 40.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示