西武新宿線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2021年10月〜12月期の西武新宿線 (西武新宿駅東村山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は71.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +4.3%( +2.9万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 138 件(1年前(2020年)に比べて -28.9%( -56件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 22.1年(昨年 21.3年から +4.0 %増)。平均専有面積は 45.1 ㎡ (昨年 46.7 ㎡から -3.3 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が増加。

値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。高田馬場駅鷺ノ宮駅田無駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは田無駅で昨年に比べ +37.6 %、単価は 57.2 万円/㎡となった。

上位 2 駅(田無駅鷺ノ宮駅)は +34.4 %(単価 +19.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(小平駅西武柳沢駅)は -34.2 %(単価 -13.8 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 14.9 % → 2021年 11.4 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2020年 18.6 % → 2021年 18.8 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 30.3 % → 2021年 35.6 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 7.7 % → 2021年 2.2 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった高田馬場駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は106万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +27.0%( +22.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2020年)に比べて -22.2%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった小平駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -42.4%( -13.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。

西武新宿線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
西武新宿線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
西武新宿駅---
高田馬場駅106万/㎡
(20.1年/43.9㎡)
83.6万/㎡
(29.0年/42.8㎡)
83.1万/㎡
(27.9年/36.5㎡)
下落合駅100.0万/㎡
(22.3年/25.0㎡)
104万/㎡
(11.1年/42.3㎡)
91.6万/㎡
(20.6年/60.7㎡)
中井駅74.6万/㎡
(34.6年/28.6㎡)
84.3万/㎡
(21.9年/22.8㎡)
96.0万/㎡
(26.4年/16.7㎡)
新井薬師前駅90.6万/㎡
(14.5年/33.1㎡)
92.1万/㎡
(19.1年/35.0㎡)
69.9万/㎡
(30.2年/41.0㎡)
沼袋駅73.5万/㎡
(24.6年/35.7㎡)
77.7万/㎡
(18.7年/44.4㎡)
81.9万/㎡
(15.3年/28.6㎡)
野方駅86.7万/㎡
(18.2年/31.4㎡)
82.1万/㎡
(24.9年/35.0㎡)
90.0万/㎡
(15.3年/20.0㎡)
都立家政駅76.7万/㎡
(15.5年/28.1㎡)
98.2万/㎡
(11.5年/28.6㎡)
73.4万/㎡
(22.8年/32.5㎡)
鷺ノ宮駅97.7万/㎡
(15.0年/36.0㎡)
74.5万/㎡
(16.0年/70.0㎡)
84.2万/㎡
(12.5年/48.1㎡)
下井草駅90.0万/㎡
(20.3年/50.0㎡)
83.4万/㎡
(15.3年/36.4㎡)
88.0万/㎡
(6.8年/25.0㎡)
井荻駅74.9万/㎡
(20.3年/54.1㎡)
75.9万/㎡
(20.3年/47.5㎡)
67.8万/㎡
(15.9年/68.3㎡)
上井草駅64.0万/㎡
(26.5年/52.5㎡)
61.6万/㎡
(19.5年/61.2㎡)
-
上石神井駅74.2万/㎡
(13.8年/32.5㎡)
63.5万/㎡
(24.3年/55.0㎡)
69.9万/㎡
(16.6年/58.0㎡)
武蔵関駅79.2万/㎡
(15.0年/47.1㎡)
68.0万/㎡
(19.5年/35.3㎡)
65.2万/㎡
(20.6年/47.6㎡)
東伏見駅-67.6万/㎡
(13.1年/43.3㎡)
42.3万/㎡
(17.3年/60.0㎡)
西武柳沢駅40.2万/㎡
(25.0年/59.0㎡)
54.5万/㎡
(18.3年/56.7㎡)
47.5万/㎡
(16.2年/62.5㎡)
田無駅57.2万/㎡
(16.7年/59.4㎡)
41.5万/㎡
(26.4年/57.9㎡)
43.3万/㎡
(22.8年/66.6㎡)
花小金井駅34.7万/㎡
(34.2年/65.0㎡)
36.5万/㎡
(25.3年/53.8㎡)
20.5万/㎡
(40.2年/67.8㎡)
小平駅18.2万/㎡
(44.3年/55.0㎡)
31.6万/㎡
(27.3年/62.5㎡)
27.5万/㎡
(29.1年/55.0㎡)
久米川駅38.4万/㎡
(31.8年/56.9㎡)
34.5万/㎡
(27.2年/57.7㎡)
33.2万/㎡
(29.1年/36.7㎡)
東村山駅37.4万/㎡
(19.8年/61.7㎡)
31.4万/㎡
(25.1年/70.0㎡)
33.4万/㎡
(25.1年/55.8㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

田無駅57.2 万/㎡(昨年同期比 +37.6 %)

田無駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は57.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +37.6%( +15.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 16.7年(昨年 26.4年から -36.7 %減)。平均専有面積は 59.4 ㎡ (昨年 57.9 ㎡から +2.5 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 26.4 年 → 2021年 16.7 年、-36.7 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.7 % → 2021年 23.1 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 5.9 % → 2021年 5.9 %)

鷺ノ宮駅97.7 万/㎡(昨年同期比 +31.1 %)

鷺ノ宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は97.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +31.1%( +23.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -37.5%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 15.0年(昨年 16.0年から -6.6 %減)。平均専有面積は 36.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -48.6 %減)。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 % → 2021年 20.0 %)

小平駅18.2 万/㎡(昨年同期比 -42.4 %)

小平駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -42.4%( -13.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 44.3年(昨年 27.3年から +62.4 %増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から -12.0 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 37.5 % → 2021年 25.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 27.3 年 → 2021年 44.3 年、+62.4 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 16.4 分 → 2021年 21.0 分、+28.2 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 75.0 %)

西武柳沢駅40.2 万/㎡(昨年同期比 -26.1 %)

西武柳沢駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -26.1%( -14.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -16.7%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 25.0年(昨年 18.3年から +37.0 %増)。平均専有面積は 59.0 ㎡ (昨年 56.7 ㎡から +4.1 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 18.3 年 → 2021年 25.0 年、+37.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.8 分 → 2021年 9.6 分、+40.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 75.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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