中古マンション相場の概況
2021年1月〜12月期の西武新宿線 (西武新宿駅~東村山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は70.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +2.9%( +2.0万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 656 件(1年前(2020年)に比べて +6.1%( +38件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 21.2年(昨年 20.7年から +2.4 %増)。平均専有面積は 45.4 ㎡ (昨年 46.9 ㎡から -3.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が減少。
値上がりした駅数は 14 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。全体的に上昇基調。鷺ノ宮駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは鷺ノ宮駅で昨年に比べ +37.8 %、単価は 101 万円/㎡となった。
上位 2 駅(鷺ノ宮駅、東村山駅)は +25.2 %(単価 +15.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(中井駅、都立家政駅)は -20.2 %(単価 -20.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 19.1 % → 2021年 22.6 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.1 % → 2021年 6.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 29.3 % → 2021年 33.2 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 6.5 % → 2021年 3.4 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鷺ノ宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は101万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +37.8%( +27.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(1年前(2020年)に比べて -15.2%( -5件/㎡)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小平駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -13.1%( -4.1万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 16 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
西武新宿線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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西武新宿駅 | - | 93.3万/㎡ (25.3年/15.0㎡) | - |
高田馬場駅 | 99.8万/㎡ (24.4年/41.0㎡) | 93.1万/㎡ (25.9年/34.5㎡) | 86.6万/㎡ (25.4年/34.2㎡) |
下落合駅 | 96.9万/㎡ (21.8年/35.2㎡) | 96.7万/㎡ (17.5年/36.2㎡) | 101万/㎡ (15.7年/34.9㎡) |
中井駅 | 82.4万/㎡ (27.6年/33.3㎡) | 107万/㎡ (12.5年/25.0㎡) | 84.6万/㎡ (24.1年/41.1㎡) |
新井薬師前駅 | 87.7万/㎡ (18.9年/39.6㎡) | 89.6万/㎡ (18.2年/41.5㎡) | 83.0万/㎡ (20.8年/38.2㎡) |
沼袋駅 | 84.2万/㎡ (18.7年/34.7㎡) | 81.2万/㎡ (16.6年/39.0㎡) | 75.0万/㎡ (19.8年/38.0㎡) |
野方駅 | 81.0万/㎡ (20.1年/29.0㎡) | 74.9万/㎡ (23.2年/31.0㎡) | 78.7万/㎡ (20.9年/24.6㎡) |
都立家政駅 | 77.6万/㎡ (18.0年/31.9㎡) | 94.0万/㎡ (12.9年/28.3㎡) | 70.6万/㎡ (15.9年/37.6㎡) |
鷺ノ宮駅 | 101万/㎡ (10.2年/32.3㎡) | 73.7万/㎡ (20.9年/57.1㎡) | 78.1万/㎡ (15.9年/50.0㎡) |
下井草駅 | 73.1万/㎡ (20.6年/41.1㎡) | 80.8万/㎡ (16.8年/37.9㎡) | 63.8万/㎡ (24.0年/46.2㎡) |
井荻駅 | 74.9万/㎡ (17.3年/51.2㎡) | 68.8万/㎡ (19.3年/50.5㎡) | 66.8万/㎡ (20.3年/49.6㎡) |
上井草駅 | 64.2万/㎡ (23.5年/62.0㎡) | 57.6万/㎡ (18.9年/57.3㎡) | 69.5万/㎡ (12.7年/57.5㎡) |
上石神井駅 | 74.9万/㎡ (18.4年/40.0㎡) | 68.7万/㎡ (22.3年/47.8㎡) | 59.4万/㎡ (23.6年/48.2㎡) |
武蔵関駅 | 71.1万/㎡ (17.8年/46.5㎡) | 67.6万/㎡ (19.0年/43.4㎡) | 62.4万/㎡ (20.6年/47.8㎡) |
東伏見駅 | 64.7万/㎡ (15.0年/45.0㎡) | 60.5万/㎡ (18.1年/44.4㎡) | 49.8万/㎡ (15.2年/58.1㎡) |
西武柳沢駅 | 43.9万/㎡ (24.7年/60.6㎡) | 47.0万/㎡ (19.3年/63.8㎡) | 45.1万/㎡ (19.9年/64.2㎡) |
田無駅 | 49.5万/㎡ (21.6年/61.0㎡) | 45.0万/㎡ (23.6年/65.7㎡) | 43.8万/㎡ (22.1年/64.8㎡) |
花小金井駅 | 40.8万/㎡ (25.2年/62.3㎡) | 36.9万/㎡ (25.5年/61.3㎡) | 29.4万/㎡ (32.9年/56.9㎡) |
小平駅 | 27.3万/㎡ (32.4年/56.2㎡) | 31.4万/㎡ (28.2年/59.4㎡) | 27.5万/㎡ (28.2年/58.3㎡) |
久米川駅 | 35.4万/㎡ (29.8年/52.6㎡) | 34.8万/㎡ (23.7年/62.6㎡) | 29.5万/㎡ (28.4年/53.2㎡) |
東村山駅 | 34.7万/㎡ (24.6年/52.9㎡) | 30.8万/㎡ (25.5年/57.3㎡) | 34.4万/㎡ (24.3年/56.7㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
鷺ノ宮駅 101.5 万/㎡(昨年同期比 +37.8 %)
鷺ノ宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は101万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +37.8%( +27.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(1年前(2020年)に比べて -15.2%( -5件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 10.2年(昨年 20.9年から -51.2 %減)。平均専有面積は 32.3 ㎡ (昨年 57.1 ㎡から -43.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 20.9 年 → 2021年 10.2 年、-51.2 %と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.1 % → 2021年 10.7 %)
東村山駅 34.7 万/㎡(昨年同期比 +12.6 %)
東村山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +12.6%( +3.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2020年)に比べて +13.3%( +2件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 24.6年(昨年 25.5年から -3.6 %減)。平均専有面積は 52.9 ㎡ (昨年 57.3 ㎡から -7.7 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 80.0 % → 2021年 68.8 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 7.8 分 → 2021年 9.2 分、+17.6 %と増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 13.3 % → 2021年 5.9 %)
中井駅 82.4 万/㎡(昨年同期比 -22.9 %)
中井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は82.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -22.9%( -24.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 30 件(1年前(2020年)に比べて -9.1%( -3件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 27.6年(昨年 12.5年から +120.6 %増)。平均専有面積は 33.3 ㎡ (昨年 25.0 ㎡から +33.3 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 12.5 年 → 2021年 27.6 年、+120.6 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 3.1 分 → 2021年 5.3 分、+70.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.1 % → 2021年 33.3 %)
都立家政駅 77.6 万/㎡(昨年同期比 -17.5 %)
都立家政駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は77.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -17.5%( -16.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 40 件(1年前(2020年)に比べて +25.0%( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.0年(昨年 12.9年から +40.1 %増)。平均専有面積は 31.9 ㎡ (昨年 28.3 ㎡から +12.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 9.4 分 → 2021年 7.5 分、-21.1 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 % → 2021年 20.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 12.9 年 → 2021年 18.0 年、+40.1 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 15.6 % → 2021年 42.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示