【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜9月期の伊予鉄高浜線 (港山駅~松山市駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +22.1%( +5.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2022年)に比べて -13.6%( -3件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 22.2年(昨年 25.9年から -14.3 %減)。平均専有面積は 62.4 ㎡ (昨年 55.2 ㎡から +12.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。山西駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは山西駅で昨年に比べ +30.8 %、単価は 21.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(山西駅)は +30.8 %(単価 +5.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(松山市駅)は -7.0 %(単価 -2.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 25.9 年 → 2023年 22.2 年、-14.3 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 8.0 分 → 2023年 6.4 分、-19.7 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 27.3 % → 2023年 47.4 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった松山市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -7.0%( -2.8万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 9 件(1年前(2022年)に比べて +50.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった三津駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +19.6%( +2.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて -16.7%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
伊予鉄高浜線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
港山駅 | - | 20.0万/㎡ (30.3年/50.0㎡) | - |
三津駅 | 17.4万/㎡ (25.7年/59.0㎡) | 14.6万/㎡ (29.6年/52.5㎡) | 18.2万/㎡ (23.6年/62.5㎡) |
山西駅 | 21.5万/㎡ (16.0年/65.0㎡) | 16.5万/㎡ (15.5年/85.0㎡) | 16.2万/㎡ (28.5年/55.0㎡) |
西衣山駅 | - | 19.3万/㎡ (24.3年/67.5㎡) | - |
衣山駅 | 19.3万/㎡ (26.8年/50.0㎡) | 18.7万/㎡ (25.8年/39.0㎡) | 24.3万/㎡ (30.0年/55.0㎡) |
古町駅 | 27.0万/㎡ (26.5年/65.0㎡) | - | 26.4万/㎡ (22.3年/68.0㎡) |
大手町駅 | - | 12.5万/㎡ (31.8年/20.0㎡) | 23.1万/㎡ (31.3年/65.0㎡) |
松山市駅 | 37.2万/㎡ (19.0年/66.1㎡) | 40.0万/㎡ (22.9年/69.2㎡) | 19.9万/㎡ (29.5年/63.8㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
山西駅 21.5 万/㎡(昨年同期比 +30.8 %)
山西駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +30.8%( +5.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 16.0年(昨年 15.5年から +3.2 %増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 85.0 ㎡から -23.5 %減)。
松山市駅 37.2 万/㎡(昨年同期比 -7.0 %)
松山市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -7.0%( -2.8万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 9 件(1年前(2022年)に比べて +50.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.0年(昨年 22.9年から -16.9 %減)。平均専有面積は 66.1 ㎡ (昨年 69.2 ㎡から -4.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 22.9 年 → 2023年 19.0 年、-16.9 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 8.5 分 → 2023年 5.7 分、-33.3 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 11.1 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 % → 2023年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示