【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期の東葉高速鉄道 (西船橋駅～東葉勝田台駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -1.8％( -0.6万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 95 件(１年前(2023年)に比べて -48.1％( -88件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 26.1年から +5.4 ％増)。平均専有面積は 68.8 ㎡ (昨年 69.8 ㎡から -1.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。船橋日大前駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは船橋日大前駅で昨年に比べ +24.9 ％、単価は 41.5 万円/㎡となった。
上位 2 駅(船橋日大前駅、八千代緑が丘駅)は +14.9 ％(単価 +5.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(村上駅、西船橋駅)は -15.5 ％(単価 -4.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 36.6 ％ → 2024年 29.8 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.3 ％ → 2024年 13.8 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 9.3 分 → 2024年 10.9 分、+16.9 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 29.6 ％ → 2024年 18.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.3 ％ → 2024年 33.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西船橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -10.5％( -4.9万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 33 件(１年前(2023年)に比べて -19.5％( -8件/㎡)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった村上駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -20.4％( -3.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -13件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 東葉高速鉄道 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西船橋駅 | 42.1万/㎡ (28.0年/71.1㎡) | 47.1万/㎡ (26.2年/64.8㎡) | 48.1万/㎡ (23.7年/69.7㎡) |
| 東海神駅 | - | 53.8万/㎡ (25.0年/65.0㎡) | - |
| 飯山満駅 | 14.4万/㎡ (40.3年/61.7㎡) | 14.5万/㎡ (40.9年/64.4㎡) | 13.6万/㎡ (39.3年/69.0㎡) |
| 北習志野駅 | 35.6万/㎡ (18.4年/74.6㎡) | 36.0万/㎡ (20.5年/81.8㎡) | 39.6万/㎡ (19.9年/72.8㎡) |
| 船橋日大前駅 | 41.5万/㎡ (14.0年/77.5㎡) | 33.2万/㎡ (21.3年/72.5㎡) | 34.4万/㎡ (20.4年/77.7㎡) |
| 八千代緑が丘駅 | 38.6万/㎡ (19.3年/70.0㎡) | 36.8万/㎡ (22.3年/69.9㎡) | 31.3万/㎡ (23.3年/74.3㎡) |
| 八千代中央駅 | 32.7万/㎡ (22.0年/75.0㎡) | 32.3万/㎡ (17.3年/75.3㎡) | 27.2万/㎡ (21.0年/81.0㎡) |
| 村上駅 | 11.8万/㎡ (44.0年/57.3㎡) | 14.8万/㎡ (39.4年/65.0㎡) | 15.4万/㎡ (39.5年/62.0㎡) |
| 東葉勝田台駅 | - | 16.5万/㎡ (33.4年/78.3㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
船橋日大前駅 41.5 万/㎡(昨年同期比 +24.9 ％)
船橋日大前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +24.9％( +8.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.0年(昨年 21.3年から -34.1 ％減)。平均専有面積は 77.5 ㎡ (昨年 72.5 ㎡から +6.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 21.3 年 → 2024年 14.0 年、-34.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 9.8 分 → 2024年 8.0 分、-17.9 ％と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
八千代緑が丘駅 38.6 万/㎡(昨年同期比 +4.9 ％)
八千代緑が丘駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +4.9％( +1.8万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 21 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -42件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.3年(昨年 22.3年から -13.4 ％減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 69.9 ㎡から +0.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 22.3 年 → 2024年 19.3 年、-13.4 ％と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.8 ％ → 2024年 47.6 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 8.5 分 → 2024年 9.8 分、+15.7 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 42.9 ％ → 2024年 33.3 ％)
村上駅 11.8 万/㎡(昨年同期比 -20.4 ％)
村上駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -20.4％( -3.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -13件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.0年(昨年 39.4年から +11.8 ％増)。平均専有面積は 57.3 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から -11.8 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 16.0 ％ → 2024年 7.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 39.4 年 → 2024年 44.0 年、+11.8 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 12.7 分 → 2024年 14.8 分、+17.0 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 72.0 ％ → 2024年 84.6 ％)
西船橋駅 42.1 万/㎡(昨年同期比 -10.5 ％)
西船橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -10.5％( -4.9万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 33 件(１年前(2023年)に比べて -19.5％( -8件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 26.2年から +6.6 ％増)。平均専有面積は 71.1 ㎡ (昨年 64.8 ㎡から +9.7 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 46.2 ％ → 2024年 34.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 9.2 分 → 2024年 10.9 分、+18.7 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 29.7 ％ → 2024年 22.6 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示