【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜3月期の東葉高速鉄道 (西船橋駅~東葉勝田台駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +21.6%( +5.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 94 件(1年前(2020年)に比べて +168.6%( +59件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 28.0年から -0.1 %減)。平均専有面積は 69.3 ㎡ (昨年 63.6 ㎡から +9.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。西船橋駅、飯山満駅、北習志野駅、八千代緑が丘駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは八千代緑が丘駅で昨年に比べ +36.7 %、単価は 29.1 万円/㎡となった。
上位 2 駅(八千代緑が丘駅、北習志野駅)は +36.3 %(単価 +7.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(村上駅、八千代中央駅)は -20.9 %(単価 -5.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 12.7 分 → 2021年 10.3 分、-18.6 %と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.7 % → 2021年 12.1 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 42.9 % → 2021年 42.0 %)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 7.1 % → 2021年 4.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 % → 2021年 29.5 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西船橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +29.9%( +8.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 32 件(1年前(2020年)に比べて +255.6%( +23件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった村上駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -21.5%( -3.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(1年前(2020年)に比べて +133.3%( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
東葉高速鉄道 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
西船橋駅 | 37.3万/㎡ (26.9年/67.7㎡) | 28.7万/㎡ (30.3年/58.9㎡) | 39.4万/㎡ (26.1年/60.6㎡) |
東海神駅 | - | 37.9万/㎡ (47.0年/67.5㎡) | 43.6万/㎡ (15.0年/70.0㎡) |
飯山満駅 | 20.0万/㎡ (31.7年/68.3㎡) | 15.3万/㎡ (31.7年/61.0㎡) | 24.3万/㎡ (0年/70.0㎡) |
北習志野駅 | 24.7万/㎡ (35.6年/70.9㎡) | 18.2万/㎡ (26.0年/70.0㎡) | 39.8万/㎡ (18.3年/66.7㎡) |
船橋日大前駅 | 36.2万/㎡ (15.0年/75.8㎡) | 37.3万/㎡ (5.0年/75.0㎡) | 28.0万/㎡ (30.0年/63.3㎡) |
八千代緑が丘駅 | 29.1万/㎡ (23.1年/70.8㎡) | 21.3万/㎡ (22.4年/68.1㎡) | 35.3万/㎡ (27.9年/68.5㎡) |
八千代中央駅 | 27.6万/㎡ (19.3年/76.2㎡) | 34.7万/㎡ (21.0年/67.5㎡) | 25.8万/㎡ (0年/75.0㎡) |
村上駅 | 13.4万/㎡ (35.0年/64.3㎡) | 17.1万/㎡ (28.5年/60.0㎡) | 26.9万/㎡ (11.7年/67.0㎡) |
東葉勝田台駅 | 10.9万/㎡ (27.0年/75.0㎡) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
八千代緑が丘駅 29.1 万/㎡(昨年同期比 +36.7 %)
八千代緑が丘駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +36.7%( +7.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(1年前(2020年)に比べて +125.0%( +10件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.1年(昨年 22.4年から +2.9 %増)。平均専有面積は 70.8 ㎡ (昨年 68.1 ㎡から +4.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 13.8 分 → 2021年 9.5 分、-30.9 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 % → 2021年 27.8 %)
北習志野駅 24.7 万/㎡(昨年同期比 +35.9 %)
北習志野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +35.9%( +6.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2020年)に比べて +700.0%( +14件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.6年(昨年 26.0年から +36.8 %増)。平均専有面積は 70.9 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +1.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 9.5 分 → 2021年 7.9 分、-16.4 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 26.0 年 → 2021年 35.6 年、+36.8 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 25.0 %)
村上駅 13.4 万/㎡(昨年同期比 -21.5 %)
村上駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -21.5%( -3.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(1年前(2020年)に比べて +133.3%( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.0年(昨年 28.5年から +22.8 %増)。平均専有面積は 64.3 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +7.1 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 28.5 年 → 2021年 35.0 年、+22.8 %と大きく増加)
八千代中央駅 27.6 万/㎡(昨年同期比 -20.3 %)
八千代中央駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -20.3%( -7.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.3年(昨年 21.0年から -8.3 %減)。平均専有面積は 76.2 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から +13.0 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 25.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示