【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜6月期の神戸電鉄三田線 (五社駅~三田駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +22.1%( +4.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 38 件(1年前(2023年)に比べて -60.0%( -57件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.0年(昨年 26.1年から -11.9 %減)。平均専有面積は 78.2 ㎡ (昨年 80.7 ㎡から -3.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。神鉄道場駅、三田駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは神鉄道場駅で昨年に比べ +15.8 %、単価は 22.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(神鉄道場駅)は +15.8 %(単価 +3.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(田尾寺駅)は -7.5 %(単価 -1.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 26.1 年 → 2024年 23.0 年、-11.9 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.2 % → 2024年 8.3 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.3 % → 2024年 8.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.3 % → 2024年 5.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +10.3%( +3.3万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 19 件(1年前(2023年)に比べて -40.6%( -13件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった田尾寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -7.5%( -1.2万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -86.4%( -19件/㎡)と大幅に減少しています。)。
神戸電鉄三田線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
五社駅 | - | 8.8万/㎡ (33.6年/96.2㎡) | 10.6万/㎡ (25.4年/105㎡) |
岡場駅 | 16.7万/㎡ (32.3年/90.4㎡) | 15.5万/㎡ (30.8年/87.9㎡) | 11.3万/㎡ (36.5年/81.0㎡) |
田尾寺駅 | 14.4万/㎡ (27.7年/81.7㎡) | 15.6万/㎡ (29.5年/85.9㎡) | 14.8万/㎡ (27.1年/83.1㎡) |
二郎駅 | - | 11.6万/㎡ (32.8年/95.0㎡) | - |
道場南口駅 | - | 12.5万/㎡ (31.3年/80.0㎡) | 15.6万/㎡ (30.5年/90.0㎡) |
神鉄道場駅 | 22.5万/㎡ (20.2年/83.8㎡) | 19.4万/㎡ (26.5年/87.9㎡) | 19.6万/㎡ (25.9年/77.9㎡) |
横山駅 | - | - | - |
三田本町駅 | - | 30.8万/㎡ (28.6年/63.8㎡) | 24.6万/㎡ (30.0年/65.0㎡) |
三田駅 | 35.3万/㎡ (16.3年/68.7㎡) | 32.0万/㎡ (18.5年/70.0㎡) | 29.4万/㎡ (19.2年/68.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
神鉄道場駅 22.5 万/㎡(昨年同期比 +15.8 %)
神鉄道場駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +15.8%( +3.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -42.9%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.2年(昨年 26.5年から -23.8 %減)。平均専有面積は 83.8 ㎡ (昨年 87.9 ㎡から -4.7 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 26.5 年 → 2024年 20.2 年、-23.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 7.9 分 → 2024年 3.5 分、-55.5 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 % → 2024年 75.0 %)
田尾寺駅 14.4 万/㎡(昨年同期比 -7.5 %)
田尾寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -7.5%( -1.2万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -86.4%( -19件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.7年(昨年 29.5年から -6.0 %減)。平均専有面積は 81.7 ㎡ (昨年 85.9 ㎡から -4.9 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.3 分 → 2024年 11.3 分、+21.6 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示