【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年7月〜9月期の神戸電鉄三田線 (五社駅～三田駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -18.4％( -3.7万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 24 件(１年前(2021年)に比べて +41.2％( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.4年(昨年 26.8年から +6.1 ％増)。平均専有面積は 82.5 ㎡ (昨年 78.5 ㎡から +5.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。田尾寺駅、神鉄道場駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは田尾寺駅で昨年に比べ +29.9 ％、単価は 17.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(田尾寺駅)は +29.9 ％(単価 +3.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(岡場駅)は -40.1 ％(単価 -6.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 88.2 ％ → 2022年 79.2 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.2 分 → 2022年 11.3 分、+22.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.9 ％ → 2022年 12.5 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -19.5％( -6.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて +20.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった岡場駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -40.1％( -6.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて +166.7％( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 神戸電鉄三田線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 五社駅 | 11.5万/㎡ (25.5年/100㎡) | - | - |
| 岡場駅 | 10.4万/㎡ (37.5年/84.4㎡) | 17.3万/㎡ (32.5年/70.0㎡) | 21.2万/㎡ (24.5年/85.0㎡) |
| 田尾寺駅 | 17.0万/㎡ (26.5年/86.0㎡) | 13.1万/㎡ (28.9年/87.0㎡) | 16.0万/㎡ (26.5年/83.8㎡) |
| 二郎駅 | - | 14.5万/㎡ (22.5年/65.0㎡) | - |
| 道場南口駅 | 15.6万/㎡ (30.5年/90.0㎡) | - | - |
| 神鉄道場駅 | 18.0万/㎡ (30.5年/72.5㎡) | 14.2万/㎡ (29.5年/87.5㎡) | 10.6万/㎡ (28.5年/90.0㎡) |
| 横山駅 | - | - | 16.7万/㎡ (22.5年/60.0㎡) |
| 三田本町駅 | - | 25.7万/㎡ (25.5年/70.0㎡) | 30.0万/㎡ (18.5年/80.0㎡) |
| 三田駅 | 24.6万/㎡ (17.8年/73.3㎡) | 30.6万/㎡ (21.3年/76.0㎡) | 40.0万/㎡ (10.5年/70.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
田尾寺駅 17.0 万/㎡(昨年同期比 +29.9 ％)
田尾寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +29.9％( +3.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 26.5年(昨年 28.9年から -8.3 ％減)。平均専有面積は 86.0 ㎡ (昨年 87.0 ㎡から -1.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 11.8 分 → 2022年 7.8 分、-33.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
岡場駅 10.4 万/㎡(昨年同期比 -40.1 ％)
岡場駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -40.1％( -6.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて +166.7％( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.5年(昨年 32.5年から +15.4 ％増)。平均専有面積は 84.4 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +20.5 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 ％ → 2022年 62.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 32.5 年 → 2022年 37.5 年、+15.4 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.3 分 → 2022年 16.2 分、+94.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 ％ → 2022年 16.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示