【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜12月期の神戸電鉄三田線 (五社駅～三田駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -3.7％( -0.8万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 62 件(１年前(2020年)に比べて +67.6％( +25件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 24.0年から +9.5 ％増)。平均専有面積は 78.8 ㎡ (昨年 75.7 ㎡から +4.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。神鉄道場駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは神鉄道場駅で昨年に比べ +73.8 ％、単価は 18.3 万円/㎡となった。
上位 1 駅(神鉄道場駅)は +73.8 ％(単価 +7.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(岡場駅)は -19.5 ％(単価 -3.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.7 ％ → 2021年 11.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 75.7 ％ → 2021年 67.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.4 ％ → 2021年 11.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 37.8 ％ → 2021年 28.3 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -5.8％( -1.8万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 21 件(１年前(2020年)に比べて +75.0％( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった岡場駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -19.5％( -3.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 15 件(１年前(2020年)に比べて +87.5％( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 神戸電鉄三田線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 五社駅 | - | - | 10.5万/㎡ (25.0年/75.0㎡) |
| 岡場駅 | 13.6万/㎡ (37.0年/75.7㎡) | 16.9万/㎡ (28.2年/82.5㎡) | 12.7万/㎡ (32.0年/78.3㎡) |
| 田尾寺駅 | 13.7万/㎡ (28.0年/90.8㎡) | 12.6万/㎡ (26.6年/82.7㎡) | 13.7万/㎡ (25.2年/83.5㎡) |
| 二郎駅 | 9.5万/㎡ (27.8年/78.3㎡) | - | - |
| 道場南口駅 | 9.8万/㎡ (29.3年/90.0㎡) | - | 12.9万/㎡ (27.5年/70.0㎡) |
| 神鉄道場駅 | 18.3万/㎡ (20.4年/85.7㎡) | 10.6万/㎡ (28.5年/90.0㎡) | 20.4万/㎡ (19.1年/80.0㎡) |
| 横山駅 | - | 16.7万/㎡ (22.5年/60.0㎡) | 15.7万/㎡ (21.0年/60.0㎡) |
| 三田本町駅 | 23.5万/㎡ (27.3年/72.5㎡) | 25.8万/㎡ (23.6年/70.0㎡) | 8.8万/㎡ (24.3年/65.0㎡) |
| 三田駅 | 29.8万/㎡ (19.8年/71.4㎡) | 31.6万/㎡ (18.3年/64.6㎡) | 23.6万/㎡ (21.4年/78.8㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
神鉄道場駅 18.3 万/㎡(昨年同期比 +73.8 ％)
神鉄道場駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +73.8％( +7.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて +600.0％( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.4年(昨年 28.5年から -28.6 ％減)。平均専有面積は 85.7 ㎡ (昨年 90.0 ㎡から -4.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 28.5 年 → 2021年 20.4 年、-28.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 13.0 分 → 2021年 5.0 分、-61.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 42.9 ％)
岡場駅 13.6 万/㎡(昨年同期比 -19.5 ％)
岡場駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -19.5％( -3.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 15 件(１年前(2020年)に比べて +87.5％( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.0年(昨年 28.2年から +31.0 ％増)。平均専有面積は 75.7 ㎡ (昨年 82.5 ㎡から -8.3 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 62.5 ％ → 2021年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 28.2 年 → 2021年 37.0 年、+31.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 ％ → 2021年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示