【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年7月〜9月期のJR山陰本線 (江崎駅～下関駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.7万円/坪(8.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -35.1％( -14.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 22 件(１年前(2022年)に比べて -62.1％( -36件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.6年(昨年 32.7年から +27.1 ％増)。平均土地面積は 72.1 坪 (昨年 82.7 坪から -12.8 ％減)。平均建物面積は 52.9 坪 (昨年 39.2 坪から +34.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。黒井村駅、綾羅木駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは梶栗郷台地駅で昨年に比べ +132.1 ％、坪単価は 71.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(梶栗郷台地駅、黒井村駅)は +99.2 ％(坪単価 +22.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(安岡駅、玉江駅)は -73.2 ％(坪単価 -66.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 21.2 分 → 2023年 18.9 分、-11.0 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 6.9 ％ → 2023年 13.6 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 26.1 ％ → 2023年 23.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 32.7 年 → 2023年 41.6 年、+27.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 47.8 ％ → 2023年 61.9 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 13.0 ％ → 2023年 4.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった綾羅木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.2万円/坪(28.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +26.9％( +19.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった黒井村駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.6万円/坪(3.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +66.2％( +4.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR山陰本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 江崎駅 | - | - | 2.6万/坪 (39.5年/60.5坪) |
| 須佐駅 | - | 8.5万/坪 (35.5年/69.6坪) | - |
| 宇田郷駅 | - | - | - |
| 木与駅 | - | - | - |
| 奈古駅 | - | 6.3万/坪 (0年/48.4坪) | - |
| 長門大井駅 | - | - | - |
| 越ケ浜駅 | - | - | - |
| 東萩駅 | 20.0万/坪 (53.5年/51.4坪) | 27.0万/坪 (49.7年/117坪) | 122万/坪 (0年/93.8坪) |
| 萩駅 | - | 28.5万/坪 (27.5年/95.3坪) | 23.6万/坪 (36.5年/109坪) |
| 玉江駅 | 20.5万/坪 (37.5年/63.0坪) | 57.2万/坪 (39.5年/191坪) | - |
| 三見駅 | - | 3.5万/坪 (0年/39.3坪) | - |
| 飯井駅 | - | - | - |
| 長門三隅駅 | - | - | - |
| 長門市駅 | - | 41.2万/坪 (24.9年/59.5坪) | 20.5万/坪 (44.9年/92.0坪) |
| 仙崎駅 | 21.3万/坪 (37.0年/150坪) | - | - |
| 黄波戸駅 | - | - | 11.6万/坪 (34.5年/454坪) |
| 長門古市駅 | 1.8万/坪 (44.5年/99.8坪) | - | 3.5万/坪 (54.5年/30.3坪) |
| 人丸駅 | - | - | - |
| 伊上駅 | - | - | - |
| 長門粟野駅 | - | - | - |
| 阿川駅 | - | 9.1万/坪 (41.5年/86.2坪) | - |
| 特牛駅 | - | - | - |
| 滝部駅 | - | - | 10.0万/坪 (34.0年/434坪) |
| 長門二見駅 | - | - | - |
| 宇賀本郷駅 | - | - | - |
| 湯玉駅 | - | - | - |
| 小串駅 | - | 22.0万/坪 (24.5年/248坪) | 6.3万/坪 (0年/28.7坪) |
| 川棚温泉駅 | - | - | - |
| 黒井村駅 | 11.6万/坪 (45.5年/81.7坪) | 7.0万/坪 (37.0年/77.6坪) | - |
| 梅ケ峠駅 | 2.9万/坪 (56.5年/142坪) | - | 6.0万/坪 (40.5年/81.7坪) |
| 吉見駅 | - | 12.6万/坪 (51.5年/86.2坪) | 76.4万/坪 (11.5年/118坪) |
| 福江駅 | - | - | - |
| 安岡駅 | 20.8万/坪 (30.5年/51.4坪) | 116万/坪 (1.8年/62.4坪) | 73.1万/坪 (0.5年/51.4坪) |
| 梶栗郷台地駅 | 71.6万/坪 (42.5年/77.9坪) | 30.9万/坪 (30.5年/48.4坪) | 77.8万/坪 (35.5年/49.9坪) |
| 綾羅木駅 | 93.2万/坪 (0.5年/46.9坪) | 73.4万/坪 (25.7年/72.4坪) | 52.8万/坪 (27.6年/61.6坪) |
| 幡生駅 | 39.9万/坪 (34.5年/56.5坪) | 36.5万/坪 (28.8年/64.7坪) | 30.2万/坪 (31.5年/219坪) |
| 下関駅 | 19.0万/坪 (53.5年/45.4坪) | 35.3万/坪 (42.5年/66.8坪) | 17.2万/坪 (39.5年/90.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
梶栗郷台地駅 71.6 万/坪(昨年同期比 +132.1 ％)
梶栗郷台地駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.6万円/坪(21.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +132.1％( +40.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 42.5年(昨年 30.5年から +39.3 ％増)。平均土地面積は 77.9 坪 (昨年 48.4 坪から +60.9 ％増)。平均建物面積は 18.2 坪 (昨年 27.2 坪から -33.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 13.0 分 → 2023年 5.5 分、-57.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 30.5 年 → 2023年 42.5 年、+39.3 ％と大きく増加)
黒井村駅 11.6 万/坪(昨年同期比 +66.2 ％)
黒井村駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.6万円/坪(3.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +66.2％( +4.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 45.5年(昨年 37.0年から +23.0 ％増)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 77.6 坪から +5.2 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 28.7 坪から +5.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 37.0 年 → 2023年 45.5 年、+23.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
安岡駅 20.8 万/坪(昨年同期比 -82.1 ％)
安岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.8万円/坪(6.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -82.1％( -95.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.5年(昨年 1.8年から +1639.4 ％増)。平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 62.4 坪から -17.6 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 33.7 坪から -5.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 18.8 分 → 2023年 10.0 分、-46.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 1.8 年 → 2023年 30.5 年、+1639.4 ％と大きく増加)
玉江駅 20.5 万/坪(昨年同期比 -64.2 ％)
玉江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.5万円/坪(6.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -64.2％( -36.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.5年(昨年 39.5年から -5.1 ％減)。平均土地面積は 63.0 坪 (昨年 191.3 坪から -67.1 ％減)。平均建物面積は 36.8 坪 (昨年 59.7 坪から -38.4 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 10.5 分 → 2023年 20.7 分、+96.8 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示