【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期の天竜浜名湖鉄道 (掛川駅~新所原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.0万円/坪(15.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -6.7%( -3.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 52 件(1年前(2020年)に比べて +8.3%( +4件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 20.5年(昨年 18.4年から +11.6 %増)。平均土地面積は 113.7 坪 (昨年 82.3 坪から +38.2 %増)。平均建物面積は 56.5 坪 (昨年 37.2 坪から +52.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。天竜二俣駅、西鹿島駅、金指駅、都筑駅、新所原駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは気賀駅で昨年に比べ +196.6 %、坪単価は 13.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(気賀駅、都筑駅)は +133.9 %(坪単価 +24.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(二俣本町駅、掛川駅)は -31.2 %(坪単価 -13.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 47.6 % → 2021年 38.8 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.1 % → 2021年 3.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 18.4 年 → 2021年 20.5 年、+11.6 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 30.5 分 → 2021年 40.7 分、+33.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 9.5 % → 2021年 12.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新所原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 135万円/坪(41.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +56.5%( +48.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -75.0%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった気賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +196.6%( +9.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
天竜浜名湖鉄道 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
掛川駅 | 51.1万/坪 (15.5年/103坪) | 53.8万/坪 (15.8年/74.7坪) | 52.4万/坪 (18.9年/83.6坪) |
西掛川駅 | - | - | - |
細谷駅 | - | - | - |
原田駅 | - | - | - |
戸綿駅 | - | - | - |
遠州森駅 | - | - | 5.1万/坪 (44.0年/116坪) |
森町病院前駅 | - | - | - |
円田駅 | 42.6万/坪 (11.5年/269坪) | - | - |
遠江一宮駅 | - | - | - |
敷地駅 | - | - | - |
豊岡駅 | - | 63.0万/坪 (0.5年/75.6坪) | - |
天竜二俣駅 | 20.0万/坪 (32.5年/186坪) | 14.7万/坪 (36.5年/45.4坪) | 5.1万/坪 (61.5年/154坪) |
二俣本町駅 | 17.4万/坪 (23.5年/62.0坪) | 40.8万/坪 (19.0年/78.7坪) | 66.1万/坪 (0.5年/58.5坪) |
西鹿島駅 | 75.2万/坪 (10.5年/48.4坪) | 54.0万/坪 (16.5年/57.5坪) | 68.4万/坪 (3.5年/78.7坪) |
岩水寺駅 | - | 81.9万/坪 (0.5年/42.4坪) | 85.2万/坪 (5.5年/287坪) |
宮口駅 | - | 60.1万/坪 (32.5年/87.7坪) | 103万/坪 (-0.50年/87.7坪) |
フルーツパーク駅 | - | - | - |
都田駅 | - | - | - |
常葉大学前駅 | - | - | - |
金指駅 | 46.5万/坪 (17.3年/160坪) | 36.8万/坪 (23.5年/86.2坪) | 154万/坪 (0年/78.7坪) |
岡地駅 | - | - | - |
気賀駅 | 13.6万/坪 (37.7年/95.6坪) | 4.6万/坪 (23.5年/86.2坪) | 40.7万/坪 (23.5年/93.8坪) |
寸座駅 | - | - | - |
東都筑駅 | - | - | - |
都筑駅 | 98.2万/坪 (26.3年/161坪) | 57.4万/坪 (38.9年/188坪) | 28.2万/坪 (32.1年/113坪) |
三ケ日駅 | - | 36.3万/坪 (24.5年/99.8坪) | 53.3万/坪 (36.0年/66.6坪) |
奥浜名湖駅 | - | - | - |
尾奈駅 | - | - | - |
知波田駅 | - | - | - |
新所原駅 | 135万/坪 (28.5年/59.0坪) | 86.5万/坪 (10.9年/79.8坪) | 150万/坪 (0.5年/60.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
気賀駅 13.6 万/坪(昨年同期比 +196.6 %)
気賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +196.6%( +9.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.7年(昨年 23.5年から +60.4 %増)。平均土地面積は 95.6 坪 (昨年 86.2 坪から +10.9 %増)。平均建物面積は 67.8 坪 (昨年 54.5 坪から +24.4 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 40.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 23.5 年 → 2021年 37.7 年、+60.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 17.0 分 → 2021年 51.8 分、+204.7 %と大きく増加)
都筑駅 98.2 万/坪(昨年同期比 +71.2 %)
都筑駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.2万円/坪(29.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +71.2%( +40.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 38.9年から -32.3 %減)。平均土地面積は 160.9 坪 (昨年 187.6 坪から -14.2 %減)。平均建物面積は 26.3 坪 (昨年 20.2 坪から +30.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 38.9 年 → 2021年 26.3 年、-32.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 22.0 分 → 2021年 16.6 分、-24.5 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 % → 2021年 20.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 40.0 %)
二俣本町駅 17.4 万/坪(昨年同期比 -57.3 %)
二俣本町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.4万円/坪(5.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -57.3%( -23.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.5年(昨年 19.0年から +23.7 %増)。平均土地面積は 62.0 坪 (昨年 78.7 坪から -21.2 %減)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 31.8 坪から +38.1 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 19.0 年 → 2021年 23.5 年、+23.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 16.3 分 → 2021年 18.5 分、+13.3 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 100.0 %)
掛川駅 51.1 万/坪(昨年同期比 -5.1 %)
掛川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.1万円/坪(15.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -5.1%( -2.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 28 件(1年前(2020年)に比べて +64.7%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.5年(昨年 15.8年から -2.1 %減)。平均土地面積は 102.5 坪 (昨年 74.7 坪から +37.2 %増)。平均建物面積は 43.7 坪 (昨年 34.2 坪から +27.9 %増)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 26.7 % → 2021年 42.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示