【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜3月期の近江鉄道本線 (米原駅～貴生川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.6万円/坪(13.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +5.6％( +2.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 58 件(１年前(2019年)に比べて +56.8％( +21件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.6年(昨年 23.7年から -8.9 ％減)。平均土地面積は 98.6 坪 (昨年 103.7 坪から -4.9 ％減)。平均建物面積は 68.4 坪 (昨年 57.2 坪から +19.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。朝日大塚駅、貴生川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは米原駅で昨年に比べ +600.0 ％、坪単価は 38.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(米原駅、五箇荘駅)は +353.6 ％(坪単価 +35.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(日野駅、豊郷駅)は -88.2 ％(坪単価 -26.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 2.7 ％ → 2020年 8.6 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 21.7 ％ → 2020年 28.6 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 17.4 ％ → 2020年 40.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった貴生川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.8万円/坪(25.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +66.2％( +34.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2019年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった日野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.8万円/坪(0.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -93.7％( -27.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| 近江鉄道本線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 米原駅 | 38.6万/坪 (22.0年/43.9坪) | 5.5万/坪 (0年/49.9坪) | - |
| 鳥居本駅 | - | - | - |
| 彦根駅 | 33.1万/坪 (34.4年/74.3坪) | 36.7万/坪 (22.0年/76.3坪) | 44.5万/坪 (17.3年/74.5坪) |
| ひこね芹川駅 | 16.5万/坪 (44.0年/120坪) | - | - |
| 彦根口駅 | - | - | - |
| 高宮駅 | 56.7万/坪 (1.0年/45.4坪) | 87.8万/坪 (0年/120坪) | 43.1万/坪 (15.0年/49.9坪) |
| 尼子駅 | 4.0万/坪 (35.0年/160坪) | 4.7万/坪 (59.0年/157坪) | - |
| 豊郷駅 | 5.2万/坪 (41.0年/60.5坪) | 29.9万/坪 (7.0年/206坪) | 39.7万/坪 (1.0年/83.2坪) |
| 愛知川駅 | 47.8万/坪 (18.5年/114坪) | - | 40.0万/坪 (18.7年/73.1坪) |
| 五箇荘駅 | 71.5万/坪 (0.5年/48.4坪) | 34.5万/坪 (0年/178坪) | 81.9万/坪 (47.0年/56.0坪) |
| 河辺の森駅 | 4.9万/坪 (32.0年/272坪) | 14.9万/坪 (0年/39.3坪) | 10.5万/坪 (0年/84.7坪) |
| 八日市駅 | 31.1万/坪 (26.9年/105坪) | 41.3万/坪 (25.3年/103坪) | 74.1万/坪 (10.9年/79.1坪) |
| 長谷野駅 | - | - | 51.0万/坪 (11.0年/60.5坪) |
| 大学前駅 | - | - | 16.5万/坪 (37.0年/63.5坪) |
| 京セラ前駅 | - | - | |
| 桜川駅 | - | 23.5万/坪 (0年/78.7坪) | 46.5万/坪 (0年/155坪) |
| 朝日大塚駅 | 21.0万/坪 (23.6年/110坪) | 15.1万/坪 (35.0年/74.9坪) | 4.1万/坪 (0年/96.8坪) |
| 朝日野駅 | 55.1万/坪 (0年/81.7坪) | - | 59.2万/坪 (1.0年/49.9坪) |
| 日野駅 | 1.8万/坪 (47.0年/166坪) | 29.0万/坪 (27.0年/186坪) | 24.8万/坪 (22.0年/78.7坪) |
| 水口松尾駅 | 46.0万/坪 (14.0年/60.5坪) | - | 35.3万/坪 (35.7年/64.5坪) |
| 水口駅 | 55.4万/坪 (18.3年/111坪) | 82.8万/坪 (17.0年/90.0坪) | 64.4万/坪 (22.7年/53.7坪) |
| 水口石橋駅 | 95.5万/坪 (0年/56.0坪) | - | - |
| 水口城南駅 | 95.2万/坪 (4.0年/109坪) | - | 66.7万/坪 (28.5年/231坪) |
| 貴生川駅 | 85.8万/坪 (14.0年/102坪) | 51.6万/坪 (33.0年/72.1坪) | 60.8万/坪 (12.0年/56.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
米原駅 38.6 万/坪(昨年同期比 +600.0 ％)
米原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.6万円/坪(11.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +600.0％( +33.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 49.9 坪から -12.1 ％減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 27.2 坪から +33.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 30.0 分 → 2020年 5.0 分、-83.3 ％と大きく減少)
五箇荘駅 71.5 万/坪(昨年同期比 +107.3 ％)
五箇荘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.5万円/坪(21.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +107.3％( +37.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 178.5 坪から -72.9 ％減)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 21.2 坪から +46.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 45.0 分 → 2020年 29.0 分、-35.6 ％と大きく減少)
日野駅 1.8 万/坪(昨年同期比 -93.7 ％)
日野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.8万円/坪(0.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -93.7％( -27.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 47.0年(昨年 27.0年から +74.1 ％増)。平均土地面積は 166.4 坪 (昨年 186.0 坪から -10.6 ％減)。平均建物面積は 202.7 坪 (昨年 115.7 坪から +75.2 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 27.0 年 → 2020年 47.0 年、+74.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 27.0 分 → 2020年 45.0 分、+66.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
豊郷駅 5.2 万/坪(昨年同期比 -82.6 ％)
豊郷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -82.6％( -24.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.0年(昨年 7.0年から +485.9 ％増)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 205.7 坪から -70.6 ％減)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 133.1 坪から -84.1 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 7.0 年 → 2020年 41.0 年、+485.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 19.0 分 → 2020年 30.0 分、+57.9 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示