【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期の近江鉄道本線 (米原駅～貴生川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.5万円/坪(13.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +11.2％( +4.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 39 件(１年前(2021年)に比べて -15.2％( -7件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 24.1年(昨年 27.9年から -13.6 ％減)。平均土地面積は 93.3 坪 (昨年 93.1 坪から +0.2 ％増)。平均建物面積は 44.6 坪 (昨年 58.2 坪から -23.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。彦根駅、八日市駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは日野駅で昨年に比べ +241.0 ％、坪単価は 105 万円/坪となった。
上位 2 駅(日野駅、愛知川駅)は +232.8 ％(坪単価 +68.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(豊郷駅、水口駅)は -74.3 ％(坪単価 -43.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 27.9 年 → 2022年 24.1 年、-13.6 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 ％ → 2022年 32.1 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 38.9 ％ → 2022年 28.6 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2021年 27.8 ％ → 2022年 28.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった日野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +241.0％( +74.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった朝日野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.2万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -57.2％( -9.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 近江鉄道本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 米原駅 | - | 157万/坪 (-0.25年/52.9坪) | 57.7万/坪 (26.3年/122坪) |
| 鳥居本駅 | - | - | 14.3万/坪 (0年/142坪) |
| 彦根駅 | 43.5万/坪 (30.9年/98.8坪) | 29.8万/坪 (27.5年/75.4坪) | 37.3万/坪 (26.9年/50.1坪) |
| ひこね芹川駅 | 25.1万/坪 (0年/65.0坪) | 33.4万/坪 (44.8年/76.4坪) | 62.4万/坪 (24.8年/117坪) |
| 彦根口駅 | - | - | 17.6万/坪 (0年/22.7坪) |
| 高宮駅 | - | - | - |
| 尼子駅 | - | - | - |
| 豊郷駅 | 8.6万/坪 (31.8年/157坪) | 40.7万/坪 (19.8年/101坪) | 27.8万/坪 (18.8年/124坪) |
| 愛知川駅 | 91.1万/坪 (0.8年/64.7坪) | 28.1万/坪 (25.0年/59.4坪) | 46.8万/坪 (8.8年/75.6坪) |
| 五箇荘駅 | 20.5万/坪 (46.8年/66.6坪) | 58.8万/坪 (25.8年/45.4坪) | 43.8万/坪 (18.4年/105坪) |
| 河辺の森駅 | 7.9万/坪 (44.8年/103坪) | - | - |
| 八日市駅 | 39.8万/坪 (19.9年/119坪) | 24.5万/坪 (25.8年/148坪) | 63.0万/坪 (16.1年/55.6坪) |
| 長谷野駅 | - | - | 1.2万/坪 (30.8年/298坪) |
| 大学前駅 | - | - | - |
| 京セラ前駅 | - | - | - |
| 桜川駅 | 24.1万/坪 (42.3年/75.6坪) | - | 32.7万/坪 (23.1年/169坪) |
| 朝日大塚駅 | - | 56.7万/坪 (8.8年/59.0坪) | 23.5万/坪 (34.8年/216坪) |
| 朝日野駅 | 7.2万/坪 (39.8年/136坪) | 16.8万/坪 (37.8年/49.2坪) | - |
| 日野駅 | 105万/坪 (-0.25年/49.9坪) | 30.8万/坪 (39.2年/158坪) | 12.0万/坪 (0年/154坪) |
| 水口松尾駅 | - | 47.2万/坪 (26.8年/63.5坪) | 45.1万/坪 (17.8年/51.4坪) |
| 水口駅 | 23.8万/坪 (42.8年/69.6坪) | 78.6万/坪 (0.8年/57.0坪) | 39.4万/坪 (18.8年/64.0坪) |
| 水口石橋駅 | 77.5万/坪 (3.3年/55.2坪) | 26.2万/坪 (43.4年/160坪) | 89.3万/坪 (-0.25年/48.4坪) |
| 水口城南駅 | - | 10.9万/坪 (0年/66.6坪) | - |
| 貴生川駅 | 69.3万/坪 (1.8年/34.8坪) | 73.2万/坪 (23.3年/129坪) | 60.6万/坪 (13.8年/69.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
日野駅 105.2 万/坪(昨年同期比 +241.0 ％)
日野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +241.0％( +74.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は -0.2年(昨年 39.2年から -100.6 ％減)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 158.1 坪から -68.4 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 86.2 坪から -61.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 39.2 年 → 2022年 -0.2 年、-100.6 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 26.8 分 → 2022年 30.0 分、+11.9 ％と増加)
愛知川駅 91.1 万/坪(昨年同期比 +224.6 ％)
愛知川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.1万円/坪(27.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +224.6％( +63.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.8年(昨年 25.0年から -97.0 ％減)。平均土地面積は 64.7 坪 (昨年 59.4 坪から +8.9 ％増)。平均建物面積は 32.3 坪 (昨年 43.5 坪から -25.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 25.0 年 → 2022年 0.8 年、-97.0 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
豊郷駅 8.6 万/坪(昨年同期比 -79.0 ％)
豊郷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.6万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -79.0％( -32.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.8年(昨年 19.8年から +60.7 ％増)。平均土地面積は 157.3 坪 (昨年 101.3 坪から +55.2 ％増)。平均建物面積は 102.9 坪 (昨年 41.3 坪から +148.8 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 19.8 年 → 2022年 31.8 年、+60.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 12.3 分 → 2022年 20.0 分、+62.2 ％と大きく増加)
水口駅 23.8 万/坪(昨年同期比 -69.7 ％)
水口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.8万円/坪(7.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -69.7％( -54.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.8年(昨年 0.8年から +5578.2 ％増)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 57.0 坪から +22.1 ％増)。平均建物面積は 49.2 坪 (昨年 31.8 坪から +54.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 30.0 分 → 2022年 9.0 分、-70.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 0.8 年 → 2022年 42.8 年、+5578.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示