【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の東武亀戸線 (亀戸駅~曳舟駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 203万円/坪(61.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -18.2%( -45.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 25 件(1年前(2023年)に比べて -71.3%( -62件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.5年(昨年 20.6年から -5.3 %減)。平均土地面積は 24.0 坪 (昨年 32.0 坪から -25.0 %減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 52.6 坪から -36.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。曳舟駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは曳舟駅で昨年に比べ +50.1 %、坪単価は 309 万円/坪となった。
上位 1 駅(曳舟駅)は +50.1 %(坪単価 +103.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(東あずま駅)は -28.9 %(坪単価 -57.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.1 % → 2024年 4.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 20.5 % → 2024年 13.6 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 31.5 % → 2024年 27.3 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 23.0 % → 2024年 20.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった曳舟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 309万円/坪(93.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +50.1%( +103.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -82.6%( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東あずま駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 142万円/坪(42.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -28.9%( -57.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
東武亀戸線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
亀戸駅 | 237万/坪 (8.9年/23.5坪) | 303万/坪 (20.7年/29.5坪) | 220万/坪 (24.9年/28.4坪) |
亀戸水神駅 | 169万/坪 (13.0年/15.1坪) | - | 171万/坪 (11.8年/18.2坪) |
東あずま駅 | 142万/坪 (19.9年/17.8坪) | 199万/坪 (2.3年/30.3坪) | 173万/坪 (8.2年/21.7坪) |
小村井駅 | 150万/坪 (31.7年/23.8坪) | 183万/坪 (24.0年/54.0坪) | 173万/坪 (11.8年/29.1坪) |
曳舟駅 | 309万/坪 (15.6年/33.7坪) | 206万/坪 (25.2年/24.6坪) | 174万/坪 (23.8年/30.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
曳舟駅 308.8 万/坪(昨年同期比 +50.1 %)
曳舟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 309万円/坪(93.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +50.1%( +103.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -82.6%( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.6年(昨年 25.2年から -38.1 %減)。平均土地面積は 33.7 坪 (昨年 24.6 坪から +36.8 %増)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 39.5 坪から -4.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 25.2 年 → 2024年 15.6 年、-38.1 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 7.3 分 → 2024年 6.5 分、-10.5 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 34.8 % → 2024年 50.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 25.0 %)
東あずま駅 141.8 万/坪(昨年同期比 -28.9 %)
東あずま駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 142万円/坪(42.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -28.9%( -57.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.9年(昨年 2.3年から +782.9 %増)。平均土地面積は 17.8 坪 (昨年 30.3 坪から -41.2 %減)。平均建物面積は 26.8 坪 (昨年 32.7 坪から -17.9 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 2.3 年 → 2024年 19.9 年、+782.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.6 分 → 2024年 8.0 分、+20.8 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 71.4 % → 2024年 25.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示