【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期の東武亀戸線 (亀戸駅~曳舟駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 212万円/坪(64.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -5.3%( -12.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 16 件(1年前(2020年)に比べて -5.9%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 14.4年(昨年 7.4年から +94.7 %増)。平均土地面積は 30.5 坪 (昨年 23.2 坪から +31.5 %増)。平均建物面積は 42.9 坪 (昨年 34.8 坪から +23.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。亀戸駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは亀戸駅で昨年に比べ +55.5 %、坪単価は 289 万円/坪となった。
上位 1 駅(亀戸駅)は +55.5 %(坪単価 +103.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(曳舟駅)は -50.6 %(坪単価 -183.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 9.8 分 → 2021年 8.1 分、-17.9 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 23.5 % → 2021年 31.2 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 7.4 年 → 2021年 14.4 年、+94.7 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 81.2 % → 2021年 35.7 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.2 % → 2021年 14.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった亀戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 289万円/坪(87.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +55.5%( +103.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -44.4%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小村井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 169万円/坪(51.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -25.5%( -58.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
東武亀戸線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
亀戸駅 | 289万/坪 (23.0年/39.0坪) | 186万/坪 (13.0年/21.2坪) | 197万/坪 (13.4年/33.3坪) |
亀戸水神駅 | - | - | - |
東あずま駅 | 182万/坪 (1.7年/17.1坪) | 154万/坪 (0.3年/20.2坪) | 170万/坪 (1.0年/12.1坪) |
小村井駅 | 169万/坪 (17.3年/28.7坪) | 227万/坪 (0年/19.7坪) | 171万/坪 (0年/15.1坪) |
曳舟駅 | 179万/坪 (9.7年/31.2坪) | 362万/坪 (0年/31.0坪) | 153万/坪 (33.6年/32.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
亀戸駅 289.0 万/坪(昨年同期比 +55.5 %)
亀戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 289万円/坪(87.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +55.5%( +103.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -44.4%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.0年(昨年 13.0年から +76.9 %増)。平均土地面積は 39.0 坪 (昨年 21.2 坪から +84.3 %増)。平均建物面積は 68.1 坪 (昨年 40.3 坪から +68.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 13.3 分 → 2021年 11.2 分、-16.0 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 22.2 % → 2021年 20.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 13.0 年 → 2021年 23.0 年、+76.9 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 % → 2021年 40.0 %)
曳舟駅 178.8 万/坪(昨年同期比 -50.6 %)
曳舟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 179万円/坪(54.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -50.6%( -183.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 31.2 坪 (昨年 31.0 坪から +0.5 %増)。平均建物面積は 32.4 坪 (昨年 27.6 坪から +17.3 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 5.5 分 → 2021年 7.2 分、+30.9 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示