【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜3月期の東京メトロ半蔵門線 (渋谷駅~押上駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 433万円/坪(131万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +64.0%( +168.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 20 件(1年前(2019年)に比べて -23.1%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.8年(昨年 31.6年から -24.9 %減)。平均土地面積は 49.3 坪 (昨年 32.2 坪から +53.0 %増)。平均建物面積は 119.6 坪 (昨年 93.8 坪から +27.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。住吉駅、押上駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは渋谷駅で昨年に比べ +231.0 %、坪単価は 801 万円/坪となった。
上位 1 駅(渋谷駅)は +231.0 %(坪単価 +559.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(神保町駅)は -60.7 %(坪単価 -255.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 31.6 年 → 2020年 23.8 年、-24.9 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 7.4 分 → 2020年 5.6 分、-24.8 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 34.6 % → 2020年 68.4 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 46.2 % → 2020年 15.8 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 23.1 % → 2020年 42.1 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 11.5 % → 2020年 10.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった渋谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 801万円/坪(242万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +231.0%( +559.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった神保町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 165万円/坪(50.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -60.7%( -255.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
東京メトロ半蔵門線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
渋谷駅 | 801万/坪 (24.8年/48.0坪) | 242万/坪 (31.0年/24.2坪) | 416万/坪 (45.4年/81.2坪) |
表参道駅 | - | 507万/坪 (3.5年/92.3坪) | 626万/坪 (21.7年/48.4坪) |
青山一丁目駅 | - | - | 884万/坪 (37.5年/76.4坪) |
永田町駅 | 367万/坪 (32.0年/34.8坪) | - | - |
半蔵門駅 | 447万/坪 (29.5年/37.8坪) | - | 441万/坪 (32.5年/157坪) |
九段下駅 | 614万/坪 (30.0年/76.1坪) | - | 271万/坪 (36.0年/19.7坪) |
神保町駅 | 165万/坪 (50.0年/12.1坪) | 420万/坪 (26.5年/33.3坪) | - |
大手町駅 | - | 299万/坪 (44.9年/27.5坪) | - |
三越前駅 | - | - | - |
水天宮前駅 | - | 237万/坪 (39.0年/19.7坪) | 175万/坪 (38.5年/12.1坪) |
清澄白河駅 | 168万/坪 (25.5年/47.6坪) | 233万/坪 (0.5年/14.4坪) | 292万/坪 (7.0年/15.1坪) |
住吉駅 | 246万/坪 (14.5年/49.2坪) | 186万/坪 (31.9年/34.8坪) | 372万/坪 (23.8年/33.7坪) |
錦糸町駅 | - | - | 264万/坪 (13.5年/53.7坪) |
押上駅 | 230万/坪 (10.7年/29.1坪) | 136万/坪 (42.3年/23.1坪) | 365万/坪 (19.2年/34.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
渋谷駅 801.0 万/坪(昨年同期比 +231.0 %)
渋谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 801万円/坪(242万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +231.0%( +559.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.8年(昨年 31.0年から -20.2 %減)。平均土地面積は 48.0 坪 (昨年 24.2 坪から +98.4 %増)。平均建物面積は 52.9 坪 (昨年 62.5 坪から -15.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 31.0 年 → 2020年 24.8 年、-20.2 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2019年 10.7 分 → 2020年 9.5 分、-10.9 %と減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 50.0 %)
神保町駅 165.3 万/坪(昨年同期比 -60.7 %)
神保町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 165万円/坪(50.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -60.7%( -255.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 50.0年(昨年 26.5年から +88.7 %増)。平均土地面積は 12.1 坪 (昨年 33.3 坪から -63.6 %減)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 232.9 坪から -80.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 26.5 年 → 2020年 50.0 年、+88.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 2.5 分 → 2020年 4.0 分、+60.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示