【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期の名古屋市上飯田線 (上飯田駅~平安通駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 108万円/坪(32.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -2.0%( -2.2万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 26 件(1年前(2021年)に比べて -36.6%( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.2年(昨年 7.4年から +65.6 %増)。平均土地面積は 46.7 坪 (昨年 36.4 坪から +28.3 %増)。平均建物面積は 36.1 坪 (昨年 40.7 坪から -11.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。平安通駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは平安通駅で昨年に比べ +14.5 %、坪単価は 145 万円/坪となった。
上位 1 駅(平安通駅)は +14.5 %(坪単価 +18.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(上飯田駅)は -5.8 %(坪単価 -6.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 12.8 分 → 2022年 11.5 分、-10.3 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.8 % → 2022年 26.9 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 8.1 % → 2022年 13.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 7.4 年 → 2022年 12.2 年、+65.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.7 % → 2022年 13.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 56.8 % → 2022年 43.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった平安通駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 145万円/坪(43.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +14.5%( +18.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて -28.6%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上飯田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -5.8%( -6.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 21 件(1年前(2021年)に比べて -38.2%( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
名古屋市上飯田線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
上飯田駅 | 101万/坪 (12.0年/46.9坪) | 107万/坪 (7.4年/33.9坪) | 101万/坪 (7.7年/47.9坪) |
平安通駅 | 145万/坪 (13.2年/46.0坪) | 127万/坪 (7.0年/48.8坪) | 141万/坪 (7.4年/49.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
平安通駅 145.3 万/坪(昨年同期比 +14.5 %)
平安通駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 145万円/坪(43.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +14.5%( +18.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて -28.6%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.2年(昨年 7.0年から +88.4 %増)。平均土地面積は 46.0 坪 (昨年 48.8 坪から -5.8 %減)。平均建物面積は 38.6 坪 (昨年 68.3 坪から -43.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 7.4 分 → 2022年 4.8 分、-35.4 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 7.0 年 → 2022年 13.2 年、+88.4 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 50.0 %)
上飯田駅 100.6 万/坪(昨年同期比 -5.8 %)
上飯田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -5.8%( -6.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 21 件(1年前(2021年)に比べて -38.2%( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.0年(昨年 7.4年から +61.2 %増)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 33.9 坪から +38.5 %増)。平均建物面積は 35.7 坪 (昨年 35.7 坪から -0.1 %減)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.7 % → 2022年 15.8 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.8 % → 2022年 14.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 7.4 年 → 2022年 12.0 年、+61.2 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.2 % → 2022年 10.5 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 54.8 % → 2022年 42.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示