【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期の伊予鉄高浜線 (高浜駅～松山市駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.3万円/坪(28.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +49.7％( +31.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 26 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 21.3年(昨年 19.7年から +8.1 ％増)。平均土地面積は 67.9 坪 (昨年 67.1 坪から +1.1 ％増)。平均建物面積は 37.3 坪 (昨年 53.6 坪から -30.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。松山市駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは山西駅で昨年に比べ +154.5 ％、坪単価は 179 万円/坪となった。
上位 1 駅(山西駅)は +154.5 ％(坪単価 +108.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(三津駅)は -28.1 ％(坪単価 -20.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 34.8 ％ → 2022年 46.2 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 34.8 ％ → 2022年 11.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 17.4 ％ → 2022年 34.6 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 16.0 ％ → 2022年 10.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった山西駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 179万円/坪(54.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +154.5％( +108.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて -12.5％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった三津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.2万円/坪(15.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -28.1％( -20.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 伊予鉄高浜線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高浜駅 | - | 5.7万/坪 (50.3年/25.7坪) | - |
| 梅津寺駅 | - | - | - |
| 港山駅 | - | 50.6万/坪 (11.3年/34.8坪) | - |
| 三津駅 | 51.2万/坪 (20.6年/44.9坪) | 71.2万/坪 (9.6年/112坪) | 19.2万/坪 (36.3年/34.0坪) |
| 山西駅 | 179万/坪 (28.7年/45.4坪) | 70.4万/坪 (14.4年/56.9坪) | 61.0万/坪 (21.3年/82.4坪) |
| 西衣山駅 | - | - | 52.7万/坪 (28.3年/29.7坪) |
| 衣山駅 | 64.1万/坪 (19.9年/83.2坪) | 68.5万/坪 (16.5年/82.0坪) | 57.0万/坪 (35.8年/101坪) |
| 古町駅 | - | 42.0万/坪 (24.3年/31.8坪) | - |
| 大手町駅 | 35.7万/坪 (35.3年/30.3坪) | - | 53.4万/坪 (25.3年/47.6坪) |
| 松山市駅 | 79.9万/坪 (14.9年/94.8坪) | 51.3万/坪 (40.6年/40.8坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
山西駅 179.2 万/坪(昨年同期比 +154.5 ％)
山西駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 179万円/坪(54.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +154.5％( +108.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて -12.5％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 28.7年(昨年 14.4年から +99.2 ％増)。平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 56.9 坪から -20.3 ％減)。平均建物面積は 26.7 坪 (昨年 32.6 坪から -18.1 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 14.4 年 → 2022年 28.7 年、+99.2 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 57.1 ％ → 2022年 42.9 ％)
三津駅 51.2 万/坪(昨年同期比 -28.1 ％)
三津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.2万円/坪(15.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -28.1％( -20.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.6年(昨年 9.6年から +114.8 ％増)。平均土地面積は 44.9 坪 (昨年 112.4 坪から -60.1 ％減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 54.5 坪から -30.6 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 9.6 年 → 2022年 20.6 年、+114.8 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 ％ → 2022年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示