【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期のJR石巻線 (小牛田駅～女川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.7万円/坪(12.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +34.2％( +10.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 36 件(１年前(2020年)に比べて +63.6％( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.7年(昨年 27.2年から -27.4 ％減)。平均土地面積は 116.7 坪 (昨年 87.4 坪から +33.5 ％増)。平均建物面積は 60.0 坪 (昨年 38.7 坪から +55.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。石巻駅、渡波駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは涌谷駅で昨年に比べ +407.5 ％、坪単価は 66.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(涌谷駅)は +407.5 ％(坪単価 +53.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(小牛田駅)は +2.6 ％(坪単価 +1.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 27.2 年 → 2021年 19.7 年、-27.4 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 ％ → 2021年 30.3 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 ％ → 2021年 18.2 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 16.0 分 → 2021年 21.2 分、+32.5 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 13.6 ％ → 2021年 8.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった涌谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.1万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +407.5％( +53.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった石巻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.5万円/坪(12.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +20.2％( +7.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2020年)に比べて +142.9％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR石巻線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小牛田駅 | 45.8万/坪 (15.0年/79.3坪) | 44.7万/坪 (22.3年/82.4坪) | 46.3万/坪 (11.0年/75.6坪) |
| 上涌谷駅 | - | - | - |
| 涌谷駅 | 66.1万/坪 (0.5年/59.0坪) | 13.0万/坪 (37.5年/134坪) | 35.3万/坪 (64.5年/52.9坪) |
| 前谷地駅 | 53.7万/坪 (5.5年/72.6坪) | - | - |
| 佳景山駅 | 66.1万/坪 (0.5年/54.5坪) | - | - |
| 鹿又駅 | 13.5万/坪 (31.0年/247坪) | - | 11.5万/坪 (43.3年/114坪) |
| 曽波神駅 | - | - | - |
| 石巻駅 | 42.5万/坪 (22.8年/124坪) | 35.3万/坪 (26.8年/71.7坪) | 16.8万/坪 (33.5年/49.4坪) |
| 陸前稲井駅 | 13.8万/坪 (25.5年/63.5坪) | - | 37.8万/坪 (7.5年/51.4坪) |
| 渡波駅 | 64.1万/坪 (19.8年/117坪) | 37.9万/坪 (17.5年/63.2坪) | 3.3万/坪 (0年/182坪) |
| 万石浦駅 | 0.5万/坪 (49.5年/54.5坪) | - | - |
| 沢田駅 | - | - | - |
| 浦宿駅 | - | 20.3万/坪 (36.5年/106坪) | - |
| 女川駅 | 47.6万/坪 (3.5年/72.6坪) | - | 111万/坪 (7.5年/30.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
涌谷駅 66.1 万/坪(昨年同期比 +407.5 ％)
涌谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.1万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +407.5％( +53.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.5年(昨年 37.5年から -98.7 ％減)。平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 133.7 坪から -55.9 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 46.6 坪から -35.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 37.5 年 → 2021年 0.5 年、-98.7 ％と大きく減少)
小牛田駅 45.8 万/坪(昨年同期比 +2.6 ％)
小牛田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.8万円/坪(13.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +2.6％( +1.2万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.0年(昨年 22.3年から -32.6 ％減)。平均土地面積は 79.3 坪 (昨年 82.4 坪から -3.9 ％減)。平均建物面積は 33.6 坪 (昨年 37.8 坪から -11.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 22.3 年 → 2021年 15.0 年、-32.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 ％ → 2021年 25.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示