【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期のJR久大本線 (夜明駅~大分駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.4万円/坪(17.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -6.8%( -4.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 80 件(1年前(2020年)に比べて +53.8%( +28件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.6年(昨年 24.1年から -6.5 %減)。平均土地面積は 100.7 坪 (昨年 138.7 坪から -27.4 %減)。平均建物面積は 53.8 坪 (昨年 74.6 坪から -27.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。向之原駅、古国府駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは光岡駅で昨年に比べ +441.9 %、坪単価は 67.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(光岡駅、豊後森駅)は +305.0 %(坪単価 +56.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(由布院駅、日田駅)は -65.3 %(坪単価 -43.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 30.4 % → 2021年 36.6 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 37.0 % → 2021年 29.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 21.7 % → 2021年 23.9 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 5.8 % → 2021年 1.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった古国府駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +12.2%( +11.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった由布院駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.6万円/坪(3.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -82.6%( -59.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて -14.3%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
JR久大本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
夜明駅 | - | 24.0万/坪 (34.0年/514坪) | - |
光岡駅 | 67.9万/坪 (0年/60.5坪) | 12.5万/坪 (35.0年/514坪) | 77.6万/坪 (0年/72.6坪) |
日田駅 | 29.2万/坪 (37.7年/127坪) | 56.3万/坪 (13.8年/108坪) | 75.5万/坪 (32.7年/167坪) |
豊後三芳駅 | - | - | - |
豊後中川駅 | - | - | - |
天ケ瀬駅 | 16.5万/坪 (18.0年/49.9坪) | - | 12.4万/坪 (26.0年/42.4坪) |
杉河内駅 | - | - | - |
北山田駅 | - | 2.0万/坪 (0年/169坪) | - |
豊後森駅 | 91.0万/坪 (7.5年/210坪) | 33.9万/坪 (20.3年/90.4坪) | 50.9万/坪 (28.7年/71.1坪) |
恵良駅 | - | 20.7万/坪 (21.0年/99.8坪) | 20.2万/坪 (28.0年/109坪) |
引治駅 | 48.1万/坪 (31.0年/148坪) | 18.9万/坪 (19.0年/63.5坪) | 16.2万/坪 (27.0年/121坪) |
豊後中村駅 | 23.4万/坪 (39.0年/227坪) | - | 1.7万/坪 (58.0年/48.4坪) |
野矢駅 | - | - | - |
由布院駅 | 12.6万/坪 (39.9年/95.3坪) | 72.2万/坪 (32.9年/178坪) | 38.6万/坪 (26.3年/277坪) |
南由布駅 | - | - | 20.1万/坪 (27.0年/72.6坪) |
湯平駅 | - | - | 7.2万/坪 (49.0年/39.3坪) |
庄内駅 | - | - | - |
天神山駅 | 31.0万/坪 (23.0年/545坪) | - | 12.0万/坪 (48.0年/116坪) |
小野屋駅 | 2.1万/坪 (41.0年/60.5坪) | - | 0.4万/坪 (0年/248坪) |
鬼瀬駅 | - | - | |
向之原駅 | 72.7万/坪 (26.4年/124坪) | 64.9万/坪 (17.0年/70.0坪) | 74.8万/坪 (5.5年/102坪) |
豊後国分駅 | 41.9万/坪 (27.3年/79.9坪) | 46.1万/坪 (25.7年/74.1坪) | 38.3万/坪 (39.0年/62.0坪) |
賀来駅 | - | 124万/坪 (0年/55.2坪) | 78.5万/坪 (15.3年/60.5坪) |
南大分駅 | 62.2万/坪 (20.2年/66.8坪) | 92.8万/坪 (34.0年/213坪) | 64.2万/坪 (15.4年/91.0坪) |
古国府駅 | 107万/坪 (2.5年/78.5坪) | 95.0万/坪 (13.8年/168坪) | 83.9万/坪 (11.7年/49.7坪) |
大分駅 | 64.4万/坪 (18.5年/88.2坪) | 58.8万/坪 (33.2年/128坪) | 130万/坪 (33.6年/122坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
光岡駅 67.9 万/坪(昨年同期比 +441.9 %)
光岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.9万円/坪(20.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +441.9%( +55.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.0年(昨年 35.0年から -100.0 %減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 514.3 坪から -88.2 %減)。平均建物面積は 29.5 坪 (昨年 199.7 坪から -85.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 35.0 年 → 2021年 0.0 年、-100.0 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 14.0 分 → 2021年 9.5 分、-32.1 %と大きく減少)
豊後森駅 91.0 万/坪(昨年同期比 +168.1 %)
豊後森駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.0万円/坪(27.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +168.1%( +57.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 7.5年(昨年 20.3年から -63.1 %減)。平均土地面積は 210.2 坪 (昨年 90.4 坪から +132.6 %増)。平均建物面積は 52.2 坪 (昨年 44.4 坪から +17.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 20.3 年 → 2021年 7.5 年、-63.1 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 45.5 分 → 2021年 15.5 分、-65.9 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 50.0 %)
由布院駅 12.6 万/坪(昨年同期比 -82.6 %)
由布院駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.6万円/坪(3.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -82.6%( -59.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて -14.3%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 39.9年(昨年 32.9年から +21.2 %増)。平均土地面積は 95.3 坪 (昨年 178.0 坪から -46.5 %減)。平均建物面積は 27.5 坪 (昨年 87.7 坪から -68.7 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 71.4 % → 2021年 66.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 32.9 年 → 2021年 39.9 年、+21.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 26.9 分 → 2021年 34.0 分、+26.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 % → 2021年 33.3 %)
日田駅 29.2 万/坪(昨年同期比 -48.1 %)
日田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.2万円/坪(8.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -48.1%( -27.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2020年)に比べて +11.1%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 37.7年(昨年 13.8年から +172.3 %増)。平均土地面積は 126.6 坪 (昨年 108.1 坪から +17.2 %増)。平均建物面積は 46.3 坪 (昨年 37.6 坪から +23.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 27.4 分 → 2021年 22.2 分、-19.1 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 13.8 年 → 2021年 37.7 年、+172.3 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 55.6 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示