【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の能勢電鉄妙見線 (川西能勢口駅～笹部駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.1万円/坪(21.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +8.6％( +5.6万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 144 件(１年前(2023年)に比べて -53.4％( -165件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.1年(昨年 30.2年から -3.7 ％減)。平均土地面積は 51.2 坪 (昨年 53.6 坪から -4.6 ％減)。平均建物面積は 32.7 坪 (昨年 35.6 坪から -8.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全体的に上昇基調。滝山駅、鶯の森駅、平野駅、笹部駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは絹延橋駅で昨年に比べ +139.1 ％、坪単価は 95.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(絹延橋駅、笹部駅)は +95.6 ％(坪単価 +46.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(一の鳥居駅、鼓滝駅)は -31.7 ％(坪単価 -19.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.0 ％ → 2024年 3.6 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 0.9 ％ → 2024年 2.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった笹部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 108万円/坪(32.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +52.0％( +37.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった一の鳥居駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.8万円/坪(11.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -39.9％( -25.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 能勢電鉄妙見線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 川西能勢口駅 | 78.1万/坪 (27.5年/46.8坪) | 70.3万/坪 (28.7年/53.8坪) | 72.5万/坪 (25.5年/52.4坪) |
| 絹延橋駅 | 95.7万/坪 (37.2年/79.2坪) | 40.0万/坪 (40.2年/18.8坪) | 88.7万/坪 (30.4年/29.6坪) |
| 滝山駅 | 80.2万/坪 (34.3年/34.8坪) | 58.7万/坪 (35.2年/52.8坪) | 88.3万/坪 (14.6年/47.9坪) |
| 鶯の森駅 | 70.7万/坪 (32.1年/58.7坪) | 55.4万/坪 (33.2年/49.8坪) | 76.2万/坪 (28.1年/60.8坪) |
| 鼓滝駅 | 47.6万/坪 (29.8年/36.0坪) | 62.3万/坪 (27.1年/59.0坪) | 45.0万/坪 (31.9年/49.4坪) |
| 多田駅 | 70.9万/坪 (24.9年/38.1坪) | 68.0万/坪 (28.1年/38.3坪) | 62.4万/坪 (28.5年/32.7坪) |
| 平野駅 | 72.8万/坪 (33.6年/66.2坪) | 60.0万/坪 (34.2年/67.1坪) | 64.8万/坪 (32.4年/67.4坪) |
| 一の鳥居駅 | 37.8万/坪 (41.1年/81.3坪) | 63.0万/坪 (30.3年/42.4坪) | 47.8万/坪 (32.1年/45.5坪) |
| 畦野駅 | 68.8万/坪 (30.1年/60.0坪) | 63.7万/坪 (34.3年/59.0坪) | 71.9万/坪 (28.2年/57.5坪) |
| 山下駅 | 49.1万/坪 (28.5年/54.5坪) | 59.7万/坪 (29.5年/54.7坪) | 41.0万/坪 (35.9年/46.8坪) |
| 笹部駅 | 108万/坪 (0.8年/46.9坪) | 71.1万/坪 (15.3年/61.0坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
絹延橋駅 95.7 万/坪(昨年同期比 +139.1 ％)
絹延橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.7万円/坪(28.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +139.1％( +55.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.2年(昨年 40.2年から -7.5 ％減)。平均土地面積は 79.2 坪 (昨年 18.8 坪から +322.0 ％増)。平均建物面積は 26.2 坪 (昨年 18.2 坪から +44.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 4.4 分 → 2024年 6.7 分、+51.5 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 80.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
笹部駅 108.0 万/坪(昨年同期比 +52.0 ％)
笹部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 108万円/坪(32.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +52.0％( +37.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.8年(昨年 15.3年から -95.1 ％減)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 61.0 坪から -23.1 ％減)。平均建物面積は 29.5 坪 (昨年 32.3 坪から -8.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 15.3 年 → 2024年 0.8 年、-95.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 11.0 分 → 2024年 5.0 分、-54.5 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 100.0 ％)
一の鳥居駅 37.8 万/坪(昨年同期比 -39.9 ％)
一の鳥居駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.8万円/坪(11.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -39.9％( -25.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.1年(昨年 30.3年から +35.4 ％増)。平均土地面積は 81.3 坪 (昨年 42.4 坪から +92.0 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 29.4 坪から +2.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 5.5 分 → 2024年 4.8 分、-13.6 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 75.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 30.3 年 → 2024年 41.1 年、+35.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 57.1 ％ → 2024年 75.0 ％)
鼓滝駅 47.6 万/坪(昨年同期比 -23.5 ％)
鼓滝駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.6万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -23.5％( -14.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて -42.1％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.8年(昨年 27.1年から +9.8 ％増)。平均土地面積は 36.0 坪 (昨年 59.0 坪から -38.9 ％減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 39.7 坪から -27.7 ％減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.5 ％ → 2024年 18.2 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.3 ％ → 2024年 9.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 21.1 ％ → 2024年 27.3 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 31.6 ％ → 2024年 18.2 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示