【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年7月〜9月期のJR中央線 (東京駅~高尾駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 147万円/坪(44.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +1.1%( +1.6万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 130 件(1年前(2021年)に比べて -30.1%( -56件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 66.3 坪 (昨年 60.1 坪から +10.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。武蔵境駅、国立駅、日野駅、西八王子駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは国立駅で昨年に比べ +66.9 %、坪単価は 168 万円/坪となった。
上位 2 駅(国立駅、西八王子駅)は +58.0 %(坪単価 +44.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東小金井駅、高尾駅)は -41.9 %(坪単価 -46.3 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 6.5 % → 2022年 4.6 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大久保駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 354万円/坪(107万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +19.0%( +56.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高尾駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.5万円/坪(5.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -39.5%( -10.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて +16.7%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
JR中央線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
東京駅 | - | - | - |
神田駅 | - | - | - |
御茶ノ水駅 | - | 661万/坪 (24.2坪) | 375万/坪 (22.7坪) |
水道橋駅 | - | - | 1,370万/坪 (31.8坪) |
飯田橋駅 | - | - | - |
市ケ谷駅 | - | - | - |
四ツ谷駅 | - | 447万/坪 (51.4坪) | 455万/坪 (24.2坪) |
信濃町駅 | - | - | - |
千駄ケ谷駅 | - | - | - |
代々木駅 | - | 203万/坪 (19.7坪) | - |
新宿駅 | - | - | - |
大久保駅 | 354万/坪 (28.0坪) | 298万/坪 (50.7坪) | - |
東中野駅 | 225万/坪 (88.9坪) | 236万/坪 (63.5坪) | - |
中野駅 | 202万/坪 (27.2坪) | 279万/坪 (27.0坪) | 238万/坪 (64.4坪) |
高円寺駅 | 307万/坪 (50.7坪) | 270万/坪 (28.7坪) | 124万/坪 (41.6坪) |
阿佐ケ谷駅 | 204万/坪 (65.4坪) | 241万/坪 (25.9坪) | 222万/坪 (27.4坪) |
荻窪駅 | 245万/坪 (43.4坪) | 229万/坪 (37.4坪) | 206万/坪 (35.4坪) |
西荻窪駅 | 230万/坪 (36.3坪) | 228万/坪 (52.1坪) | 204万/坪 (36.9坪) |
吉祥寺駅 | 194万/坪 (36.0坪) | 192万/坪 (49.8坪) | 185万/坪 (60.0坪) |
三鷹駅 | 175万/坪 (53.9坪) | 181万/坪 (54.3坪) | 164万/坪 (49.1坪) |
武蔵境駅 | 169万/坪 (45.8坪) | 127万/坪 (55.5坪) | 140万/坪 (37.0坪) |
東小金井駅 | 102万/坪 (49.2坪) | 184万/坪 (66.0坪) | 96.1万/坪 (43.5坪) |
武蔵小金井駅 | 85.5万/坪 (52.9坪) | 104万/坪 (60.5坪) | 116万/坪 (37.1坪) |
国分寺駅 | 122万/坪 (23.7坪) | 128万/坪 (32.1坪) | 84.5万/坪 (118坪) |
西国分寺駅 | 108万/坪 (116坪) | 102万/坪 (32.5坪) | 99.3万/坪 (126坪) |
国立駅 | 168万/坪 (67.1坪) | 101万/坪 (58.4坪) | 95.8万/坪 (64.9坪) |
立川駅 | 172万/坪 (47.4坪) | 189万/坪 (59.9坪) | 110万/坪 (49.2坪) |
日野駅 | 89.9万/坪 (76.2坪) | 60.7万/坪 (49.9坪) | 74.5万/坪 (40.1坪) |
豊田駅 | 73.6万/坪 (79.5坪) | 92.4万/坪 (60.5坪) | 54.3万/坪 (108坪) |
八王子駅 | 36.6万/坪 (123坪) | 35.8万/坪 (125坪) | 47.1万/坪 (79.9坪) |
西八王子駅 | 64.3万/坪 (177坪) | 43.1万/坪 (46.4坪) | 53.7万/坪 (105坪) |
高尾駅 | 16.5万/坪 (56.7坪) | 27.2万/坪 (92.3坪) | 19.7万/坪 (76.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
国立駅 167.9 万/坪(昨年同期比 +66.9 %)
国立駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 168万円/坪(50.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +66.9%( +67.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2021年)に比べて -52.2%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 67.1 坪 (昨年 58.4 坪から +14.9 %増)。
西八王子駅 64.3 万/坪(昨年同期比 +49.1 %)
西八王子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.3万円/坪(19.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +49.1%( +21.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 177.0 坪 (昨年 46.4 坪から +281.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 16.0 分 → 2022年 13.0 分、-18.8 %と減少)
東小金井駅 102.5 万/坪(昨年同期比 -44.4 %)
東小金井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(31.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -44.4%( -81.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 49.2 坪 (昨年 66.0 坪から -25.6 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.3 分 → 2022年 19.0 分、+256.3 %と大きく増加)
高尾駅 16.5 万/坪(昨年同期比 -39.5 %)
高尾駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.5万円/坪(5.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -39.5%( -10.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて +16.7%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 56.7 坪 (昨年 92.3 坪から -38.5 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 27.3 分 → 2022年 34.0 分、+24.4 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示