【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2020年1月〜12月期のJR和歌山線 (王寺駅～大和二見駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.3万円/坪(4.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -12.9％( -2.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 113 件(１年前(2019年)に比べて +59.2％( +42件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 134.0 坪 (昨年 108.8 坪から +23.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。香芝駅、五条駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは香芝駅で昨年に比べ +92.5 ％、坪単価は 32.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(香芝駅、五条駅)は +71.4 ％(坪単価 +10.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(高田駅、玉手駅)は -50.4 ％(坪単価 -8.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 16.9 分 → 2020年 14.8 分、-12.4 ％と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 2.8 ％ → 2020年 5.4 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 15.5 ％ → 2020年 3.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった香芝駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.8万円/坪(9.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +92.5％( +15.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大和二見駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.6万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -44.5％( -2.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR和歌山線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 王寺駅 | 18.6万/坪 (95.6坪) | 24.1万/坪 (89.0坪) | 20.6万/坪 (65.2坪) |
| 畠田駅 | 17.0万/坪 (107坪) | 27.2万/坪 (109坪) | 26.5万/坪 (87.6坪) |
| 志都美駅 | 22.2万/坪 (68.6坪) | 22.7万/坪 (135坪) | 23.7万/坪 (157坪) |
| 香芝駅 | 32.8万/坪 (59.7坪) | 17.0万/坪 (162坪) | 14.2万/坪 (81.1坪) |
| JR五位堂駅 | 18.1万/坪 (158坪) | 18.3万/坪 (333坪) | 26.9万/坪 (107坪) |
| 高田駅 | 10.1万/坪 (302坪) | 22.0万/坪 (49.5坪) | 21.2万/坪 (126坪) |
| 大和新庄駅 | 19.4万/坪 (266坪) | - | 24.8万/坪 (109坪) |
| 御所駅 | 7.6万/坪 (106坪) | - | 3.7万/坪 (124坪) |
| 玉手駅 | 6.1万/坪 (280坪) | 11.6万/坪 (42.4坪) | 11.9万/坪 (60.5坪) |
| 掖上駅 | 6.2万/坪 (39.3坪) | - | - |
| 吉野口駅 | - | - | 3.2万/坪 (266坪) |
| 北宇智駅 | - | 2.6万/坪 (225坪) | 0.9万/坪 (204坪) |
| 五条駅 | 13.5万/坪 (101坪) | 9.0万/坪 (117坪) | 6.6万/坪 (186坪) |
| 大和二見駅 | 3.6万/坪 (169坪) | 6.4万/坪 (65.8坪) | 2.9万/坪 (69.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
香芝駅 32.8 万/坪(昨年同期比 +92.5 ％)
香芝駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.8万円/坪(9.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +92.5％( +15.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 59.7 坪 (昨年 161.8 坪から -63.1 ％減)。
五条駅 13.5 万/坪(昨年同期比 +50.4 ％)
五条駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.5万円/坪(4.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +50.4％( +4.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2019年)に比べて +6.2％( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均土地面積は 101.2 坪 (昨年 116.6 坪から -13.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 26.4 分 → 2020年 15.8 分、-40.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 12.5 ％ → 2020年 11.8 ％)
高田駅 10.1 万/坪(昨年同期比 -54.0 ％)
高田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.1万円/坪(3.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -54.0％( -11.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(１年前(2019年)に比べて +42.9％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 302.2 坪 (昨年 49.5 坪から +510.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 8.7 分 → 2020年 13.5 分、+54.9 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 14.3 ％ → 2020年 10.0 ％)
玉手駅 6.1 万/坪(昨年同期比 -46.9 ％)
玉手駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.1万円/坪(1.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -46.9％( -5.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて +500.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 280.1 坪 (昨年 42.4 坪から +561.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 9.0 分 → 2020年 11.2 分、+24.1 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示