【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年4月〜6月期の北陸新幹線 (飯山駅~軽井沢駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は74.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +25.4%( +15.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 21 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 15.7年(昨年 17.7年から -11.4 %減)。平均専有面積は 78.1 ㎡ (昨年 76.9 ㎡から +1.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。軽井沢駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは軽井沢駅で昨年に比べ +35.5 %、単価は 105 万円/㎡となった。
上位 1 駅(軽井沢駅)は +35.5 %(単価 +27.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(長野駅)は -21.7 %(単価 -10.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 17.7 年 → 2024年 15.7 年、-11.4 %と減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 8.5 分 → 2024年 16.4 分、+92.7 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 21.1 % → 2024年 9.5 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった軽井沢駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は105万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +35.5%( +27.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2023年)に比べて +20.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった長野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -21.7%( -10.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -62.5%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
北陸新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
飯山駅 | 4.5万/㎡ (33.3年/40.0㎡) | - | - |
長野駅 | 36.2万/㎡ (19.6年/78.3㎡) | 46.2万/㎡ (13.6年/73.8㎡) | 35.2万/㎡ (16.8年/75.0㎡) |
上田駅 | 38.8万/㎡ (12.9年/80.0㎡) | 35.0万/㎡ (16.6年/78.3㎡) | 34.2万/㎡ (18.5年/73.8㎡) |
佐久平駅 | - | - | - |
軽井沢駅 | 105万/㎡ (13.8年/80.4㎡) | 77.7万/㎡ (22.1年/79.0㎡) | 84.1万/㎡ (14.4年/80.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
軽井沢駅 105.3 万/㎡(昨年同期比 +35.5 %)
軽井沢駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は105万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +35.5%( +27.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2023年)に比べて +20.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 13.8年(昨年 22.1年から -37.8 %減)。平均専有面積は 80.4 ㎡ (昨年 79.0 ㎡から +1.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 22.1 年 → 2024年 13.8 年、-37.8 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 62.5 % → 2024年 37.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.1 分 → 2024年 13.8 分、+50.7 %と大きく増加)
長野駅 36.2 万/㎡(昨年同期比 -21.7 %)
長野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -21.7%( -10.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -62.5%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.6年(昨年 13.6年から +43.8 %増)。平均専有面積は 78.3 ㎡ (昨年 73.8 ㎡から +6.2 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 13.6 年 → 2024年 19.6 年、+43.8 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.0 分 → 2024年 16.3 分、+172.2 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示