【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年7月〜9月期の関東鉄道常総線 (取手駅～下館駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +95.4％( +12.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 34 件(１年前(2020年)に比べて +161.5％( +21件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.0年(昨年 31.7年から -39.9 ％減)。平均専有面積は 79.1 ㎡ (昨年 63.8 ㎡から +23.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。取手駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは取手駅で昨年に比べ +75.1 ％、単価は 18.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(取手駅)は +75.1 ％(単価 +8.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(守谷駅)は -1.8 ％(単価 -0.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 31.7 年 → 2021年 19.0 年、-39.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 16.7 分 → 2021年 10.6 分、-36.2 ％と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.7 ％ → 2021年 20.6 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 38.5 ％ → 2021年 26.5 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 7.7 ％ → 2021年 2.9 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 7.7 ％ → 2021年 5.9 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった守谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -1.8％( -0.7万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 18 件(１年前(2020年)に比べて +800.0％( +16件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった戸頭駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は6.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +6.6％( +0.4万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 関東鉄道常総線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 取手駅 | 18.6万/㎡ (25.5年/80.0㎡) | 10.6万/㎡ (37.0年/60.6㎡) | 3.0万/㎡ (41.5年/60.0㎡) |
| 西取手駅 | - | 1.6万/㎡ (32.5年/75.0㎡) | 24.0万/㎡ (12.5年/75.0㎡) |
| 寺原駅 | 9.8万/㎡ (28.5年/87.5㎡) | - | - |
| 新取手駅 | - | - | - |
| ゆめみ野駅 | 17.1万/㎡ (25.5年/70.0㎡) | - | - |
| 稲戸井駅 | - | - | - |
| 戸頭駅 | 6.4万/㎡ (41.8年/56.2㎡) | 6.0万/㎡ (33.5年/60.0㎡) | - |
| 南守谷駅 | - | - | - |
| 守谷駅 | 38.0万/㎡ (9.0年/82.8㎡) | 38.7万/㎡ (8.0年/75.0㎡) | 29.4万/㎡ (11.5年/85.0㎡) |
| 新守谷駅 | 29.4万/㎡ (14.5年/85.0㎡) | - | - |
| 小絹駅 | - | - | - |
| 下館駅 | 6.7万/㎡ (34.5年/82.5㎡) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
取手駅 18.6 万/㎡(昨年同期比 +75.1 ％)
取手駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +75.1％( +8.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2020年)に比べて -25.0％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 37.0年から -31.1 ％減)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 60.6 ㎡から +32.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 37.0 年 → 2021年 25.5 年、-31.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 19.9 分 → 2021年 12.5 分、-37.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 16.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 37.5 ％ → 2021年 50.0 ％)
守谷駅 38.0 万/㎡(昨年同期比 -1.8 ％)
守谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -1.8％( -0.7万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 18 件(１年前(2020年)に比べて +800.0％( +16件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 9.0年(昨年 8.0年から +11.8 ％増)。平均専有面積は 82.8 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +10.4 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 8.0 年 → 2021年 9.0 年、+11.8 ％と増加)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 38.9 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示