【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期の西武多摩川線 (武蔵境駅～是政駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は73.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +22.4％( +13.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 37 件(１年前(2023年)に比べて +23.3％( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.6年(昨年 27.2年から -31.7 ％減)。平均専有面積は 68.2 ㎡ (昨年 74.2 ㎡から -8.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。武蔵境駅、是政駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは是政駅で昨年に比べ +46.2 ％、単価は 43.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(是政駅)は +46.2 ％(単価 +13.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(白糸台駅)は -16.2 ％(単価 -10.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 27.2 年 → 2024年 18.6 年、-31.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 48.3 ％ → 2024年 32.4 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 10.3 ％ → 2024年 6.2 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった武蔵境駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は90.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +33.9％( +23.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 23 件(１年前(2023年)に比べて +9.5％( +2件/㎡)と堅調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった多磨駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +7.5％( +3.0万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +66.7％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 西武多摩川線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 武蔵境駅 | 90.8万/㎡ (17.0年/67.4㎡) | 67.8万/㎡ (28.4年/75.0㎡) | 78.5万/㎡ (24.0年/67.9㎡) |
| 新小金井駅 | 76.9万/㎡ (6.0年/65.0㎡) | 72.3万/㎡ (18.0年/65.0㎡) | 46.2万/㎡ (26.0年/65.0㎡) |
| 多磨駅 | 43.0万/㎡ (22.0年/70.0㎡) | 40.0万/㎡ (22.3年/68.3㎡) | 45.9万/㎡ (18.0年/85.0㎡) |
| 白糸台駅 | 53.8万/㎡ (11.0年/65.0㎡) | 64.3万/㎡ (16.0年/70.0㎡) | - |
| 競艇場前駅 | - | 43.3万/㎡ (17.0年/90.0㎡) | - |
| 是政駅 | 43.0万/㎡ (24.2年/70.7㎡) | 29.4万/㎡ (33.7年/73.3㎡) | 37.2万/㎡ (19.7年/74.4㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
是政駅 43.0 万/㎡(昨年同期比 +46.2 ％)
是政駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +46.2％( +13.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて +133.3％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.2年(昨年 33.7年から -28.3 ％減)。平均専有面積は 70.7 ㎡ (昨年 73.3 ㎡から -3.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 33.7 年 → 2024年 24.2 年、-28.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 ％ → 2024年 57.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 3.0 分 → 2024年 4.3 分、+42.9 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 ％ → 2024年 28.6 ％)
白糸台駅 53.8 万/㎡(昨年同期比 -16.2 ％)
白糸台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は53.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -16.2％( -10.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 11.0年(昨年 16.0年から -31.2 ％減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -7.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 16.0 年 → 2024年 11.0 年、-31.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 6.0 分 → 2024年 5.0 分、-16.7 ％と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示