【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜9月期の京王高尾線 (北野駅～高尾山口駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -9.0％( -2.9万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 85 件(１年前(2023年)に比べて -44.4％( -68件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.5年(昨年 30.8年から +5.6 ％増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 69.9 ㎡から +0.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。北野駅は、昨年から 20 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは山田駅で昨年に比べ -26.9 ％、単価は 13.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(狭間駅)は +3.5 ％(単価 +1.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(山田駅)は -26.9 ％(単価 -4.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.7 ％ → 2024年 38.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 7.8 分 → 2024年 8.7 分、+11.0 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 34.0 ％ → 2024年 45.2 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 22.3 ％ → 2024年 19.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高尾駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -5.7％( -2.3万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 18 件(１年前(2023年)に比べて -60.0％( -27件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -26.9％( -4.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 京王高尾線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 北野駅 | 35.0万/㎡ (24.5年/63.9㎡) | 36.6万/㎡ (24.6年/65.0㎡) | 32.6万/㎡ (25.3年/58.6㎡) |
| 京王片倉駅 | 14.7万/㎡ (41.8年/37.5㎡) | - | 33.0万/㎡ (19.0年/100㎡) |
| 山田駅 | 13.0万/㎡ (43.9年/77.5㎡) | 17.8万/㎡ (40.2年/58.3㎡) | 19.1万/㎡ (37.7年/55.0㎡) |
| めじろ台駅 | 22.4万/㎡ (36.6年/74.6㎡) | 25.7万/㎡ (32.3年/73.9㎡) | 25.2万/㎡ (30.6年/73.2㎡) |
| 狭間駅 | 29.3万/㎡ (35.4年/69.7㎡) | 28.3万/㎡ (37.8年/68.5㎡) | 25.4万/㎡ (39.8年/62.8㎡) |
| 高尾駅 | 38.2万/㎡ (28.7年/72.2㎡) | 40.5万/㎡ (26.9年/72.0㎡) | 29.3万/㎡ (34.6年/67.3㎡) |
| 高尾山口駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
狭間駅 29.3 万/㎡(昨年同期比 +3.5 ％)
狭間駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +3.5％( +1.0万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 18 件(１年前(2023年)に比べて -45.5％( -15件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.4年(昨年 37.8年から -6.3 ％減)。平均専有面積は 69.7 ㎡ (昨年 68.5 ㎡から +1.8 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 54.5 ％ → 2024年 44.4 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 39.4 ％ → 2024年 27.8 ％)
山田駅 13.0 万/㎡(昨年同期比 -26.9 ％)
山田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -26.9％( -4.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.9年(昨年 40.2年から +9.2 ％増)。平均専有面積は 77.5 ㎡ (昨年 58.3 ㎡から +32.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 6.3 分 → 2024年 4.0 分、-36.8 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示