【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年10月〜12月期の京王高尾線 (北野駅~高尾山口駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +0.9%( +0.2万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2020年)に比べて -38.1%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.2年(昨年 34.3年から +14.4 %増)。平均専有面積は 59.2 ㎡ (昨年 58.6 ㎡から +1.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。狭間駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは狭間駅で昨年に比べ +17.4 %、単価は 23.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(狭間駅)は +17.4 %(単価 +3.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(めじろ台駅)は -24.2 %(単価 -8.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.8 % → 2021年 15.4 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 34.3 年 → 2021年 39.2 年、+14.4 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.0 分 → 2021年 13.0 分、+85.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 45.0 % → 2021年 58.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高尾駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -18.6%( -6.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +33.3%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった狭間駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +17.4%( +3.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -64.3%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
京王高尾線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
北野駅 | 25.6万/㎡ (37.3年/65.0㎡) | 30.0万/㎡ (22.8年/50.0㎡) | 28.5万/㎡ (23.3年/40.0㎡) |
京王片倉駅 | - | 53.3万/㎡ (33.8年/15.0㎡) | - |
山田駅 | - | - | 17.6万/㎡ (41.8年/55.0㎡) |
めじろ台駅 | 27.4万/㎡ (21.8年/87.5㎡) | 36.2万/㎡ (33.3年/65.0㎡) | 24.0万/㎡ (43.5年/50.0㎡) |
狭間駅 | 23.7万/㎡ (46.0年/55.0㎡) | 20.2万/㎡ (39.1年/57.1㎡) | 14.8万/㎡ (46.8年/56.2㎡) |
高尾駅 | 28.9万/㎡ (36.0年/47.5㎡) | 35.5万/㎡ (18.1年/78.3㎡) | 29.3万/㎡ (16.3年/70.0㎡) |
高尾山口駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
狭間駅 23.7 万/㎡(昨年同期比 +17.4 %)
狭間駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +17.4%( +3.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -64.3%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 46.0年(昨年 39.1年から +17.6 %増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 57.1 ㎡から -3.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 % → 2021年 60.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 39.1 年 → 2021年 46.0 年、+17.6 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 61.5 % → 2021年 80.0 %)
めじろ台駅 27.4 万/㎡(昨年同期比 -24.2 %)
めじろ台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -24.2%( -8.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 21.8年(昨年 33.3年から -34.6 %減)。平均専有面積は 87.5 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +34.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 33.3 年 → 2021年 21.8 年、-34.6 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 3.0 分 → 2021年 17.5 分、+483.3 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示