【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年4月〜6月期の都電荒川線 (三ノ輪橋駅～早稲田駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は93.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +2.2％( +2.0万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 60 件(１年前(2022年)に比べて +36.4％( +16件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.5年(昨年 19.8年から +18.9 ％増)。平均専有面積は 43.3 ㎡ (昨年 50.5 ㎡から -14.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。早稲田駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは早稲田駅で昨年に比べ +6.9 ％、単価は 102 万円/㎡となった。
上位 1 駅(早稲田駅)は +6.9 ％(単価 +6.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(面影橋駅)は -14.4 ％(単価 -14.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 29.5 ％ → 2023年 38.3 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 47.7 ％ → 2023年 44.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 19.8 年 → 2023年 23.5 年、+18.9 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 4.5 ％ → 2023年 13.6 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 13.6 ％ → 2023年 3.4 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった早稲田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は102万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +6.9％( +6.6万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 43 件(１年前(2022年)に比べて +43.3％( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -9.0％( -4.3万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 都電荒川線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 三ノ輪橋駅 | - | 104万/㎡ (5.3年/37.5㎡) | - |
| 荒川一中前駅 | - | - | - |
| 荒川区役所前駅 | 70.2万/㎡ (25.3年/42.5㎡) | - | 96.0万/㎡ (8.3年/25.0㎡) |
| 荒川二丁目駅 | - | 68.6万/㎡ (21.3年/70.0㎡) | - |
| 荒川七丁目駅 | - | - | - |
| 町屋駅前駅 | - | - | - |
| 町屋二丁目駅 | - | - | - |
| 東尾久三丁目駅 | 56.7万/㎡ (16.3年/30.0㎡) | - | - |
| 熊野前駅 | 68.8万/㎡ (12.8年/50.0㎡) | 79.8万/㎡ (8.9年/49.2㎡) | 56.0万/㎡ (11.7年/67.0㎡) |
| 宮ノ前駅 | - | - | - |
| 小台駅 | 43.7万/㎡ (19.3年/66.7㎡) | 48.0万/㎡ (16.3年/75.0㎡) | 38.3万/㎡ (18.3年/72.5㎡) |
| 荒川遊園地前駅 | - | - | - |
| 荒川車庫前駅 | 100万/㎡ (7.3年/25.0㎡) | - | 70.0万/㎡ (21.3年/60.0㎡) |
| 梶原駅 | 82.0万/㎡ (18.0年/52.5㎡) | - | 70.0万/㎡ (37.3年/40.0㎡) |
| 栄町駅 | - | - | - |
| 飛鳥山駅 | - | - | - |
| 滝野川一丁目駅 | - | - | - |
| 西ケ原四丁目駅 | - | 94.0万/㎡ (5.3年/55.0㎡) | - |
| 新庚申塚駅 | - | - | - |
| 庚申塚駅 | - | - | - |
| 巣鴨新田駅 | - | - | - |
| 向原駅 | 72.3万/㎡ (36.3年/65.0㎡) | - | - |
| 都電雑司ケ谷駅 | - | - | - |
| 鬼子母神前駅 | - | - | - |
| 学習院下駅 | - | - | 108万/㎡ (13.3年/30.0㎡) |
| 面影橋駅 | 88.0万/㎡ (23.3年/25.0㎡) | 103万/㎡ (30.3年/70.0㎡) | - |
| 早稲田駅 | 102万/㎡ (25.5年/40.9㎡) | 95.9万/㎡ (23.7年/48.3㎡) | 106万/㎡ (19.0年/36.6㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
早稲田駅 102.5 万/㎡(昨年同期比 +6.9 ％)
早稲田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は102万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +6.9％( +6.6万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 43 件(１年前(2022年)に比べて +43.3％( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 23.7年から +7.7 ％増)。平均専有面積は 40.9 ㎡ (昨年 48.3 ㎡から -15.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 6.8 分 → 2023年 5.7 分、-15.9 ％と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 10.0 ％ → 2023年 18.6 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 60.0 ％ → 2023年 42.9 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 6.7 ％ → 2023年 19.0 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 3.3 ％ → 2023年 2.4 ％)
面影橋駅 88.0 万/㎡(昨年同期比 -14.4 ％)
面影橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は88.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -14.4％( -14.9万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 23.3年(昨年 30.3年から -23.1 ％減)。平均専有面積は 25.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -64.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 30.3 年 → 2023年 23.3 年、-23.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 2.0 分 → 2023年 4.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示