中古マンション相場の概況
2021年10月〜12月期の都電荒川線 (三ノ輪橋駅~早稲田駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は97.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +5.4%( +5.0万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 30 件(1年前(2020年)に比べて -18.9%( -7件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 17.6年(昨年 19.4年から -9.3 %減)。平均専有面積は 40.0 ㎡ (昨年 35.4 ㎡から +13.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。小台駅、荒川車庫前駅、梶原駅、滝野川一丁目駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは梶原駅で昨年に比べ +65.9 %、単価は 86.5 万円/㎡となった。
上位 2 駅(梶原駅、荒川車庫前駅)は +54.6 %(単価 +29.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(熊野前駅、早稲田駅)は +5.2 %(単価 +5.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 43.2 % → 2021年 53.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 51.4 % → 2021年 40.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった早稲田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は118万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +11.7%( +12.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2020年)に比べて -34.6%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は52.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +36.7%( +14.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
都電荒川線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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三ノ輪橋駅 | 103万/㎡ (4.8年/60.0㎡) | - | - |
荒川一中前駅 | 36.4万/㎡ (39.8年/55.0㎡) | - | 72.0万/㎡ (28.8年/25.0㎡) |
荒川区役所前駅 | 72.0万/㎡ (29.8年/25.0㎡) | - | 53.5万/㎡ (27.8年/72.5㎡) |
荒川二丁目駅 | - | - | 55.7万/㎡ (18.8年/70.0㎡) |
荒川七丁目駅 | - | - | - |
町屋二丁目駅 | - | 35.4万/㎡ (38.8年/65.0㎡) | - |
東尾久三丁目駅 | - | - | - |
熊野前駅 | 61.0万/㎡ (19.1年/65.0㎡) | 61.8万/㎡ (11.8年/55.0㎡) | 53.1万/㎡ (27.1年/48.3㎡) |
小台駅 | 52.4万/㎡ (21.8年/70.0㎡) | 38.3万/㎡ (20.8年/60.0㎡) | - |
荒川遊園地前駅 | - | 54.0万/㎡ (35.8年/50.0㎡) | 42.0万/㎡ (34.8年/50.0㎡) |
荒川車庫前駅 | 78.6万/㎡ (21.8年/70.0㎡) | 54.8万/㎡ (19.8年/70.0㎡) | - |
梶原駅 | 86.5万/㎡ (15.8年/35.0㎡) | 52.2万/㎡ (29.3年/47.5㎡) | 46.7万/㎡ (20.8年/60.0㎡) |
栄町駅 | - | 106万/㎡ (3.8年/25.0㎡) | - |
飛鳥山駅 | - | - | - |
滝野川一丁目駅 | 87.5万/㎡ (15.8年/80.0㎡) | 66.7万/㎡ (20.8年/60.0㎡) | - |
西ケ原四丁目駅 | - | - | - |
新庚申塚駅 | - | - | - |
庚申塚駅 | - | - | - |
巣鴨新田駅 | - | - | - |
向原駅 | - | - | - |
都電雑司ケ谷駅 | - | - | - |
鬼子母神前駅 | - | - | - |
学習院下駅 | - | - | - |
面影橋駅 | - | - | - |
早稲田駅 | 118万/㎡ (15.7年/27.6㎡) | 106万/㎡ (18.6年/28.3㎡) | 96.4万/㎡ (17.9年/34.2㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
梶原駅 86.5 万/㎡(昨年同期比 +65.9 %)
梶原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は86.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +65.9%( +34.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.8年(昨年 29.3年から -46.2 %減)。平均専有面積は 35.0 ㎡ (昨年 47.5 ㎡から -26.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 29.3 年 → 2021年 15.8 年、-46.2 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 33.3 %)
荒川車庫前駅 78.6 万/㎡(昨年同期比 +43.3 %)
荒川車庫前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は78.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +43.3%( +23.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.8年(昨年 19.8年から +10.1 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +0.0 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 19.8 年 → 2021年 21.8 年、+10.1 %と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 4.5 分 → 2021年 5.0 分、+11.1 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 100.0 %)
熊野前駅 61.0 万/㎡(昨年同期比 -1.3 %)
熊野前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は61.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -1.3%( -0.8万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.1年(昨年 11.8年から +62.4 %増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から +18.2 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 11.8 年 → 2021年 19.1 年、+62.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 3.0 分 → 2021年 8.0 分、+166.7 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 66.7 %)
早稲田駅 118.4 万/㎡(昨年同期比 +11.7 %)
早稲田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は118万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +11.7%( +12.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2020年)に比べて -34.6%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.7年(昨年 18.6年から -15.4 %減)。平均専有面積は 27.6 ㎡ (昨年 28.3 ㎡から -2.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 18.6 年 → 2021年 15.7 年、-15.4 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 6.2 分 → 2021年 5.5 分、-11.1 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 34.6 % → 2021年 47.1 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 19.2 % → 2021年 17.6 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示