【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2020年10月〜12月期の都電荒川線 (三ノ輪橋駅～早稲田駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は92.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +17.8％( +14.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 37 件(１年前(2019年)に比べて +68.2％( +15件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.4年(昨年 21.5年から -9.9 ％減)。平均専有面積は 35.4 ㎡ (昨年 42.7 ㎡から -17.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。荒川遊園地前駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは荒川遊園地前駅で昨年に比べ +28.6 ％、単価は 54.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(荒川遊園地前駅)は +28.6 ％(単価 +12.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(早稲田駅)は +10.0 ％(単価 +9.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 59.1 ％ → 2020年 51.4 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 4.5 ％ → 2020年 5.4 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 45.5 ％ → 2020年 43.2 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 13.6 ％ → 2020年 13.5 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった早稲田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は106万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +10.0％( +9.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 26 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった梶原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は52.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +11.8％( +5.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 都電荒川線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 三ノ輪橋駅 | - | - | - |
| 荒川一中前駅 | - | 72.0万/㎡ (28.8年/25.0㎡) | 32.7万/㎡ (36.8年/55.0㎡) |
| 荒川区役所前駅 | - | 53.5万/㎡ (27.8年/72.5㎡) | 61.4万/㎡ (18.2年/65.7㎡) |
| 荒川二丁目駅 | - | 55.7万/㎡ (18.8年/70.0㎡) | - |
| 荒川七丁目駅 | - | - | - |
| 町屋駅前駅 | - | - | - |
| 町屋二丁目駅 | 35.4万/㎡ (38.8年/65.0㎡) | - | - |
| 東尾久三丁目駅 | - | - | 70.4万/㎡ (4.8年/62.5㎡) |
| 熊野前駅 | 61.8万/㎡ (11.8年/55.0㎡) | 53.1万/㎡ (27.1年/48.3㎡) | - |
| 宮ノ前駅 | - | - | - |
| 小台駅 | 38.3万/㎡ (20.8年/60.0㎡) | - | 31.9万/㎡ (24.8年/50.0㎡) |
| 荒川遊園地前駅 | 54.0万/㎡ (35.8年/50.0㎡) | 42.0万/㎡ (34.8年/50.0㎡) | 58.7万/㎡ (33.8年/52.5㎡) |
| 荒川車庫前駅 | 54.8万/㎡ (19.8年/70.0㎡) | - | 49.2万/㎡ (18.8年/65.0㎡) |
| 梶原駅 | 52.2万/㎡ (29.3年/47.5㎡) | 46.7万/㎡ (20.8年/60.0㎡) | 31.4万/㎡ (34.8年/70.0㎡) |
| 栄町駅 | 106万/㎡ (3.8年/25.0㎡) | - | - |
| 飛鳥山駅 | - | - | - |
| 滝野川一丁目駅 | 66.7万/㎡ (20.8年/60.0㎡) | - | 76.4万/㎡ (18.8年/55.0㎡) |
| 西ケ原四丁目駅 | - | - | - |
| 新庚申塚駅 | - | - | - |
| 庚申塚駅 | - | - | - |
| 巣鴨新田駅 | - | - | - |
| 向原駅 | - | - | - |
| 都電雑司ケ谷駅 | - | - | - |
| 鬼子母神前駅 | - | - | - |
| 学習院下駅 | - | - | - |
| 面影橋駅 | - | - | - |
| 早稲田駅 | 106万/㎡ (18.6年/28.3㎡) | 96.4万/㎡ (17.9年/34.2㎡) | 94.0万/㎡ (18.8年/26.2㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
荒川遊園地前駅 54.0 万/㎡(昨年同期比 +28.6 ％)
荒川遊園地前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +28.6％( +12.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 35.8年(昨年 34.8年から +2.9 ％増)。平均専有面積は 50.0 ㎡ (昨年 50.0 ㎡から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 5.0 分 → 2020年 6.0 分、+20.0 ％と大きく増加)
早稲田駅 106.0 万/㎡(昨年同期比 +10.0 ％)
早稲田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は106万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +10.0％( +9.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 26 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.6年(昨年 17.9年から +3.7 ％増)。平均専有面積は 28.3 ㎡ (昨年 34.2 ㎡から -17.4 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 53.8 ％ → 2020年 46.2 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 38.5 ％ → 2020年 34.6 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示