【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜3月期の相鉄・JR直通線 (新宿駅～西大井駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は116万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -4.8％( -5.9万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 124 件(１年前(2020年)に比べて +67.6％( +50件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.6年(昨年 22.5年から +4.8 ％増)。平均専有面積は 49.2 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から -27.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。西大井駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは西大井駅で昨年に比べ +40.8 ％、単価は 134 万円/㎡となった。
上位 1 駅(西大井駅)は +40.8 ％(単価 +38.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(新宿駅)は -16.0 ％(単価 -18.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.4 ％ → 2021年 7.4 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 34.2 ％ → 2021年 20.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 13.7 ％ → 2021年 29.5 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 4.1 ％ → 2021年 2.5 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西大井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は134万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +40.8％( +38.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2020年)に比べて +120.0％( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新宿駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は96.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -16.0％( -18.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 16 件(１年前(2020年)に比べて +166.7％( +10件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 相鉄・JR直通線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新宿駅 | 96.0万/㎡ (33.3年/31.9㎡) | 114万/㎡ (21.7年/40.8㎡) | 79.4万/㎡ (36.3年/25.0㎡) |
| 渋谷駅 | 126万/㎡ (27.4年/53.0㎡) | 124万/㎡ (30.0年/41.7㎡) | 127万/㎡ (21.2年/45.4㎡) |
| 恵比寿駅 | 124万/㎡ (27.2年/55.9㎡) | 132万/㎡ (24.6年/45.6㎡) | 128万/㎡ (23.6年/46.3㎡) |
| 大崎駅 | 110万/㎡ (21.3年/55.1㎡) | 122万/㎡ (17.5年/106㎡) | 106万/㎡ (17.8年/52.5㎡) |
| 西大井駅 | 134万/㎡ (3.6年/26.4㎡) | 95.0万/㎡ (19.6年/41.0㎡) | 96.7万/㎡ (17.0年/30.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
西大井駅 133.7 万/㎡(昨年同期比 +40.8 ％)
西大井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は134万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +40.8％( +38.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2020年)に比べて +120.0％( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 3.6年(昨年 19.6年から -81.5 ％減)。平均専有面積は 26.4 ㎡ (昨年 41.0 ㎡から -35.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 19.6 年 → 2021年 3.6 年、-81.5 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 7.4 分 → 2021年 5.9 分、-20.1 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 ％ → 2021年 81.8 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 ％ → 2021年 9.1 ％)
新宿駅 96.0 万/㎡(昨年同期比 -16.0 ％)
新宿駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は96.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -16.0％( -18.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 16 件(１年前(2020年)に比べて +166.7％( +10件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.3年(昨年 21.7年から +53.5 ％増)。平均専有面積は 31.9 ㎡ (昨年 40.8 ㎡から -21.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 7.7 分 → 2021年 6.1 分、-20.9 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 ％ → 2021年 31.2 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 21.7 年 → 2021年 33.3 年、+53.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 ％ → 2021年 60.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示