中古マンション相場の概況
2022年1月〜12月期の相鉄・JR直通線 (新宿駅~西大井駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は137万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +5.5%( +7.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 247 件(1年前(2021年)に比べて -1.6%( -4件/㎡)と僅かに減少しています。)。
平均築年数は 25.3年(昨年 24.2年から +4.6 %増)。平均専有面積は 42.3 ㎡ (昨年 44.7 ㎡から -5.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。渋谷駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは渋谷駅で昨年に比べ +15.0 %、単価は 159 万円/㎡となった。
上位 1 駅(渋谷駅)は +15.0 %(単価 +20.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(西大井駅)は -13.8 %(単価 -17.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.1 % → 2022年 36.4 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.9 % → 2022年 32.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 5.7 % → 2022年 2.9 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった渋谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は159万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +15.0%( +20.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 73 件(1年前(2021年)に比べて +21.7%( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新宿駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は101万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -2.4%( -2.5万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 24 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
相鉄・JR直通線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新宿駅 | 101万/㎡ (38.5年/28.3㎡) | 103万/㎡ (33.0年/21.9㎡) | 102万/㎡ (32.8年/30.7㎡) |
渋谷駅 | 159万/㎡ (27.5年/42.1㎡) | 138万/㎡ (29.7年/50.1㎡) | 150万/㎡ (24.4年/48.8㎡) |
恵比寿駅 | 142万/㎡ (24.8年/44.7㎡) | 147万/㎡ (24.2年/45.7㎡) | 132万/㎡ (25.7年/48.1㎡) |
大崎駅 | 131万/㎡ (22.0年/47.4㎡) | 121万/㎡ (20.8年/54.0㎡) | 117万/㎡ (20.2年/74.7㎡) |
西大井駅 | 107万/㎡ (17.7年/37.4㎡) | 124万/㎡ (8.6年/28.1㎡) | 97.5万/㎡ (17.3年/36.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
渋谷駅 159.1 万/㎡(昨年同期比 +15.0 %)
渋谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は159万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +15.0%( +20.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 73 件(1年前(2021年)に比べて +21.7%( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 29.7年から -7.2 %減)。平均専有面積は 42.1 ㎡ (昨年 50.1 ㎡から -16.0 %減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.3 % → 2022年 6.8 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 41.7 % → 2022年 32.9 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 21.7 % → 2022年 32.9 %)
西大井駅 107.2 万/㎡(昨年同期比 -13.8 %)
西大井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は107万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -13.8%( -17.1万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 25 件(1年前(2021年)に比べて +19.0%( +4件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 17.7年(昨年 8.6年から +107.0 %増)。平均専有面積は 37.4 ㎡ (昨年 28.1 ㎡から +33.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.5 % → 2022年 40.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 8.6 年 → 2022年 17.7 年、+107.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.5 % → 2022年 32.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示