【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期のJR越後線 (柏崎駅～新潟駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +2.5％( +0.6万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 60 件(１年前(2023年)に比べて -31.0％( -27件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.6年(昨年 28.6年から +6.9 ％増)。平均専有面積は 63.8 ㎡ (昨年 62.0 ㎡から +2.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。小針駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは小針駅で昨年に比べ +41.0 ％、単価は 21.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(小針駅)は +41.0 ％(単価 +6.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(関屋駅)は -33.3 ％(単価 -12.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.9 ％ → 2024年 8.6 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 48.6 ％ → 2024年 45.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 21.4 ％ → 2024年 27.5 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新潟駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +12.8％( +3.0万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 37 件(１年前(2023年)に比べて -46.4％( -32件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった青山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -27.3％( -5.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +300.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| JR越後線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 柏崎駅 | - | - | - |
| 桐原駅 | - | - | - |
| 寺泊駅 | - | 1.4万/㎡ (0年/35.0㎡) | - |
| 分水駅 | - | - | - |
| 岩室駅 | - | - | - |
| 内野駅 | - | - | - |
| 新潟大学前駅 | - | - | 13.0万/㎡ (29.0年/100㎡) |
| 寺尾駅 | - | - | - |
| 小針駅 | 21.0万/㎡ (25.4年/66.7㎡) | 14.9万/㎡ (29.4年/63.8㎡) | 22.4万/㎡ (22.0年/75.0㎡) |
| 青山駅 | 13.5万/㎡ (38.0年/56.2㎡) | 18.6万/㎡ (34.0年/70.0㎡) | 8.9万/㎡ (30.0年/65.0㎡) |
| 関屋駅 | 25.3万/㎡ (22.0年/75.0㎡) | 38.0万/㎡ (12.5年/75.0㎡) | - |
| 白山駅 | 18.1万/㎡ (33.6年/64.7㎡) | 19.8万/㎡ (31.2年/77.0㎡) | 25.1万/㎡ (11.5年/80.0㎡) |
| 新潟駅 | 26.2万/㎡ (28.9年/63.6㎡) | 23.2万/㎡ (28.6年/59.6㎡) | 24.3万/㎡ (27.9年/57.4㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
小針駅 21.0 万/㎡(昨年同期比 +41.0 ％)
小針駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +41.0％( +6.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -25.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.4年(昨年 29.4年から -13.6 ％減)。平均専有面積は 66.7 ㎡ (昨年 63.8 ㎡から +4.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 29.4 年 → 2024年 25.4 年、-13.6 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 10.2 分 → 2024年 7.0 分、-31.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
関屋駅 25.3 万/㎡(昨年同期比 -33.3 ％)
関屋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -33.3％( -12.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.0年(昨年 12.5年から +76.0 ％増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 7.0 分 → 2024年 6.0 分、-14.3 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 12.5 年 → 2024年 22.0 年、+76.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示