【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜6月期の伊予鉄高浜線 (高浜駅~松山市駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -22.8%( -5.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 29 件(1年前(2023年)に比べて -61.8%( -47件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.9年(昨年 24.5年から +14.3 %増)。平均専有面積は 69.0 ㎡ (昨年 66.2 ㎡から +4.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。古町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは古町駅で昨年に比べ +28.3 %、単価は 29.5 万円/㎡となった。
上位 2 駅(古町駅、山西駅)は +17.8 %(単価 +4.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(松山市駅、衣山駅)は -29.0 %(単価 -8.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.7 % → 2024年 17.2 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.6 % → 2024年 3.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 24.5 年 → 2024年 27.9 年、+14.3 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 60.9 % → 2024年 76.9 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 37.3 % → 2024年 24.1 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった古町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +28.3%( +6.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -93.8%( -15件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった衣山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -25.3%( -5.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
伊予鉄高浜線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
高浜駅 | - | 7.1万/㎡ (36.5年/70.0㎡) | - |
梅津寺駅 | - | - | 6.4万/㎡ (35.5年/75.0㎡) |
港山駅 | - | - | 20.0万/㎡ (30.3年/50.0㎡) |
三津駅 | 16.6万/㎡ (31.4年/72.5㎡) | 15.6万/㎡ (27.8年/58.4㎡) | 13.2万/㎡ (30.1年/45.5㎡) |
山西駅 | 22.9万/㎡ (17.3年/105㎡) | 21.3万/㎡ (16.3年/80.0㎡) | 16.5万/㎡ (15.5年/85.0㎡) |
西衣山駅 | - | - | 19.3万/㎡ (24.3年/67.5㎡) |
衣山駅 | 15.2万/㎡ (19.5年/75.0㎡) | 20.4万/㎡ (25.3年/71.2㎡) | 18.9万/㎡ (24.9年/46.7㎡) |
古町駅 | 29.5万/㎡ (19.0年/95.0㎡) | 23.0万/㎡ (27.6年/67.8㎡) | 20.8万/㎡ (33.7年/71.0㎡) |
大手町駅 | 20.0万/㎡ (33.8年/60.6㎡) | 24.9万/㎡ (28.2年/45.0㎡) | 19.5万/㎡ (29.1年/53.0㎡) |
松山市駅 | 24.2万/㎡ (23.1年/57.5㎡) | 36.0万/㎡ (18.1年/72.0㎡) | 33.8万/㎡ (22.5年/73.9㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
古町駅 29.5 万/㎡(昨年同期比 +28.3 %)
古町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +28.3%( +6.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -93.8%( -15件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.0年(昨年 27.6年から -31.1 %減)。平均専有面積は 95.0 ㎡ (昨年 67.8 ㎡から +40.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 27.6 年 → 2024年 19.0 年、-31.1 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 4.7 分 → 2024年 4.0 分、-14.7 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 100.0 %)
山西駅 22.9 万/㎡(昨年同期比 +7.3 %)
山西駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +7.3%( +1.6万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.3年(昨年 16.3年から +6.2 %増)。平均専有面積は 105.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から +31.2 %増)。
松山市駅 24.2 万/㎡(昨年同期比 -32.8 %)
松山市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -32.8%( -11.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -82.6%( -19件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.1年(昨年 18.1年から +28.0 %増)。平均専有面積は 57.5 ㎡ (昨年 72.0 ㎡から -20.1 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 18.1 年 → 2024年 23.1 年、+28.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 75.0 %)
衣山駅 15.2 万/㎡(昨年同期比 -25.3 %)
衣山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -25.3%( -5.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.5年(昨年 25.3年から -22.8 %減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 71.2 ㎡から +5.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 25.3 年 → 2024年 19.5 年、-22.8 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 11.3 分 → 2024年 18.0 分、+58.8 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 % → 2024年 75.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示