【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年4月〜6月期の伊予鉄高浜線 (高浜駅～松山市駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -8.8％( -2.3万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 22 件(１年前(2022年)に比べて +46.7％( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.2年(昨年 24.1年から +9.0 ％増)。平均専有面積は 61.4 ㎡ (昨年 67.7 ㎡から -9.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。三津駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは三津駅で昨年に比べ +66.6 ％、単価は 19.9 万円/㎡となった。
上位 1 駅(三津駅)は +66.6 ％(単価 +8.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(古町駅)は -33.1 ％(単価 -7.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 6.9 分 → 2023年 6.1 分、-11.3 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 40.0 ％ → 2023年 54.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 7.1 ％ → 2023年 15.8 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった松山市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -19.2％( -9.1万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2022年)に比べて +75.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった古町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -33.1％( -7.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて +200.0％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 伊予鉄高浜線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高浜駅 | - | - | - |
| 梅津寺駅 | - | - | - |
| 港山駅 | - | 20.0万/㎡ (30.3年/50.0㎡) | - |
| 三津駅 | 19.9万/㎡ (24.1年/67.0㎡) | 12.0万/㎡ (28.9年/41.7㎡) | 20.8万/㎡ (21.6年/75.0㎡) |
| 山西駅 | - | - | - |
| 西衣山駅 | - | 19.3万/㎡ (24.3年/67.5㎡) | - |
| 衣山駅 | 17.1万/㎡ (25.3年/70.0㎡) | 20.6万/㎡ (21.3年/85.0㎡) | 37.5万/㎡ (0年/80.0㎡) |
| 古町駅 | 14.7万/㎡ (34.3年/57.5㎡) | 22.0万/㎡ (27.3年/87.5㎡) | 24.7万/㎡ (22.3年/80.0㎡) |
| 大手町駅 | 17.1万/㎡ (41.3年/37.5㎡) | 22.9万/㎡ (40.3年/70.0㎡) | 22.0万/㎡ (29.6年/66.7㎡) |
| 松山市駅 | 38.2万/㎡ (20.0年/65.0㎡) | 47.4万/㎡ (13.8年/72.5㎡) | 25.0万/㎡ (26.9年/66.7㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
三津駅 19.9 万/㎡(昨年同期比 +66.6 ％)
三津駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +66.6％( +8.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +66.7％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.1年(昨年 28.9年から -16.8 ％減)。平均専有面積は 67.0 ㎡ (昨年 41.7 ㎡から +60.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 28.9 年 → 2023年 24.1 年、-16.8 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 7.0 分 → 2023年 5.6 分、-20.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 80.0 ％)
古町駅 14.7 万/㎡(昨年同期比 -33.1 ％)
古町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -33.1％( -7.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて +200.0％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 34.3年(昨年 27.3年から +25.7 ％増)。平均専有面積は 57.5 ㎡ (昨年 87.5 ㎡から -34.3 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 80.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 27.3 年 → 2023年 34.3 年、+25.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 3.0 分 → 2023年 5.3 分、+77.8 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示