【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜3月期の京阪中之島線 (中之島駅～天満橋駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は73.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +14.2％( +9.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 55 件(１年前(2022年)に比べて +22.2％( +10件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.6年(昨年 23.4年から -33.5 ％減)。平均専有面積は 48.6 ㎡ (昨年 54.0 ㎡から -9.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。天満橋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは天満橋駅で昨年に比べ +23.2 ％、単価は 69.9 万円/㎡となった。
上位 1 駅(天満橋駅)は +23.2 ％(単価 +13.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(中之島駅)は -10.9 ％(単価 -9.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 23.4 年 → 2023年 15.6 年、-33.5 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 48.9 ％ → 2023年 54.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 31.1 ％ → 2023年 7.4 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 17.8 ％ → 2023年 24.1 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 22.2 ％ → 2023年 16.4 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった中之島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は79.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -10.9％( -9.7万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 16 件(１年前(2022年)に比べて +60.0％( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった天満橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は69.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +23.2％( +13.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 38 件(１年前(2022年)に比べて +8.6％( +3件/㎡)と堅調に推移しています。)。
| 京阪中之島線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 中之島駅 | 79.7万/㎡ (17.9年/69.1㎡) | 89.4万/㎡ (12.4年/77.5㎡) | 72.0万/㎡ (15.1年/61.3㎡) |
| 渡辺橋駅 | - | - | - |
| なにわ橋駅 | 90.7万/㎡ (17.0年/75.0㎡) | - | - |
| 天満橋駅 | 69.9万/㎡ (14.5年/39.3㎡) | 56.8万/㎡ (26.6年/47.3㎡) | 58.9万/㎡ (20.3年/44.8㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
天満橋駅 69.9 万/㎡(昨年同期比 +23.2 ％)
天満橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は69.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +23.2％( +13.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 38 件(１年前(2022年)に比べて +8.6％( +3件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 14.5年(昨年 26.6年から -45.4 ％減)。平均専有面積は 39.3 ㎡ (昨年 47.3 ㎡から -16.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 26.6 年 → 2023年 14.5 年、-45.4 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 37.1 ％ → 2023年 5.4 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2022年 51.4 ％ → 2023年 52.6 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 14.3 ％ → 2023年 10.5 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 8.6 ％ → 2023年 2.7 ％)
中之島駅 79.7 万/㎡(昨年同期比 -10.9 ％)
中之島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は79.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -10.9％( -9.7万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 16 件(１年前(2022年)に比べて +60.0％( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.9年(昨年 12.4年から +44.7 ％増)。平均専有面積は 69.1 ㎡ (昨年 77.5 ㎡から -10.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 40.0 ％ → 2023年 56.2 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 12.4 年 → 2023年 17.9 年、+44.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 3.1 分 → 2023年 3.9 分、+25.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 10.0 ％ → 2023年 31.2 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示